インタビュー
2018年11月21日
経験ゼロの部員がソフトボールでひとつに。足立佳奈さん、チーム作りで大切なことってなんですか?(後編) (2/3)
些細な気遣いがチームに大きな影響を与える
――足立さんが誘った同級生の部員は誰も辞めなかったそうですね。全員で最後までやり遂げることができた要因はなんだと思いますか?
私は副キャプテンだったのですが、キャプテンと私で、全員に声を掛けるようにしようね、と決めていました。部員の誰かが声を出してがんばっていたら「声出しをしていていいね。あの子みたいに声出しをしよう!」という感じ。あとはバッターがアウトになって攻守がチェンジしたら、その子にグローブを持って行ってあげるとか。ほんとに些細なことなのですが、その積み重ねがチームに大きな影響力を与えると思います。
――細かな気遣いも重要なんですね。コミュニケーションを取るうえで足立さんが一番大切にしていたことを教えてください。
笑顔ですね。キャプテンだとどうしても厳しいことも言わなければいけなくなりますが、副キャプテンはキャプテンを支えながらみんなの良さを見つけることが役割だと思っていました。その役割に回って、笑顔でみんなと支え合ったことがよかったと思います。
――現在、ソフトボール部のメンバーと交流は?
地元が岐阜で私が東京にいるので、距離が離れてしまい、なかなか会えないのですが、SNSで連絡し合ったり、帰省したら、焼き肉をみんなで食べに行ったりしています。お互いを知り尽くしているので何でも言い合える仲です。ソフトボール部のメンバーは、たとえこの先喧嘩になったとしても、きっと仲直りできるだろうなと思います。