インタビュー
2019年7月30日

HKT48朝長美桜「水中って自分の世界に浸れるから癒される」(前編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#23 (1/2)

 スポーツにガチで打ち込んだ経験を持つアイドルに、その思い出や競技の魅力について語ってもらうインタビュー連載「アイドルと、スポーツと、青春と。」。

 今回話を伺ったのは、福岡県を拠点に活動するHKT48に所属する朝長美桜さん。運動が苦手だった幼少期に習い事としてはじめた水泳にのめり込み、スイミングスクールに9年間も通い続けたという朝長さん。HKT48加入後も体型維持やリフレッシュのために定期的に泳いでいるそうです。

 前編では、水泳をはじめたきっかけなどについて伺います。

▶アーカイブはこちら:インタビュー連載「アイドルと、スポーツと、青春と。」

運動音痴だけど、水泳だけは好き

——この連載では、スポーツ経験のあるアイドルにインタビューしているのですが、朝長さんは運動が苦手だと聞きました。

はい。もともと運動が苦手なので、学校の休み時間も外で遊ぶよりも教室や図書室で本を読むのが好きでした。他の記事を読んでみたら、全国大会に出てるとか、スゴい方ばかりなので、私で大丈夫かなと思ったんですけど(笑)。

——大丈夫です! 運動が苦手な人でもスポーツを楽しめることを伝えるのは大切ですから。

私、ピアノ、バトン、習字と手当たり次第に習い事に挑戦したんですけど、どれも長く続かなくて。でも、水泳だけはすごくハマったんですよね。夏になって水泳の授業があると、泳ぐのが苦手な同級生に泳ぎ方を教えることもありました。その他の競技は全然ダメで、成績も悪かったのに。

——水泳をはじめたきっかけは覚えていますか?

それがまったく記憶になくて。確か幼稚園の年少クラスのときからはじめたと思います。

——週に何回くらい練習に通っていたんですか?

週に2、3回だったと思います。でも、競技レベルの泳ぎができたかというとそうではなくて。上手な子は先生からスカウトをされてコースを移っていくんですけど、私はそういうことがまったくなかったので。だから、自分は違うんだってなんとなく思ってました。でも、楽しいから良いか、って(笑)。

——水泳の何がそんなにおもしろかったんですか?

新しい泳ぎ方を覚えていくのが好きだったんです。だから、平泳ぎができるようになったときはうれしかったですね。あと覚えているのは、クロールを教えてもらったときに最初は腕を回す練習だけしていたので、息継ぎをさせてもらえなかったんです。息が続かなくなったら立ち止まって、呼吸をしてから再び泳ぎはじめるんですけど、「いつになったら息継ぎをさせてもらえるのかな?」って思いながら続けてました。だから、ようやく教えてもらえたときはすごくうれしかったですね。

——どんな練習をしていたか覚えていますか?

水に入る前にストレッチして、プールに入ってからは25mをひたすらジャンプしながら進んでいく地味なウォーミングアップがありました。その後は、ひらすらバタ足で泳いだり、飛び込みやクイックターンの練習もしましたね。毎回2時間ほど泳いでいたと思います。

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