ライフスタイル
2019年5月28日

ひったくりに遭ったとき、刃物・ナイフを突きつけられたときの対処法┃特集:護身術マニュアル (3/3)

背後からナイフで脅されたとき

【1】一方の手は相手の手首を、もう一方の手は相手がナイフを握る拳を掴みます。

【2】の手は掴んだまま、肩を上げてナイフから遠い方に横に大きくステップし、肩と首で相手の腕をしっかりと挟み込んで相手の脇を上げさせます。

【3】相手の手は掴んだまま、後ろにステップして相手の脇をくぐります。

【4】相手の手は掴んだまま、相手の背後に回り込んで手首をしっかりキャッチします。

 危険な場面に遭遇したときは、まず大きい声を出して周りの人に助けを求めること、そして、とにかく「逃げる」ことです。護身術の目的は、決して相手を痛めつけて負かすことではなく、相手をひるませて逃げるスキをつくることにあります。護身術を身につけたからといって自分の力を過信し、積極的に攻撃をしようとすると、かえって危険を招いてしまうことを覚えておきましょう。

 これまで4回にわたりご紹介してきた「女性のための護身術マニュアル」。護身術を体得しておくことは日々の生活の安心につながります。女性に限らず、みなさんも護身術で心身を鍛えてみてはいかがでしょうか。

[監修・撮影協力]
クラヴマガ・ジャパン
http://www.kravmaga.co.jp/

<Text:丸山美紀(アート・サプライ)/Photo:小島マサヒロ/Model:梅山富美子、中村康之(クラヴマガ・ジャパン)>

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