2024年1月2日
自分が走るとしたら何区?【箱根駅伝】全10区(コース)の特徴 (4/4)
10区:鶴見~大手町 23.0km
逃げ切るか、大逆転か。優勝争いはもちろん、シード権をめぐる闘いも見どころの最終区間。都心を進むにつれ、気温の上昇、ビル風の影響を受けることになる。道の起伏や天候だけでなく、チームのみんながここまでつないできた襷の重さも選手の士気につながっている。
牧野さんの解説:
アンカーは最後まで粘り強く走れるランナーがいいですね。でもこれはチームの事情がありますよね。往路でのタイム差によって復路の作戦を変えてくるでしょうから。たとえば、トップで逃げ切ろうとしているのか、それを追って逆転を狙うチームなのか、シード権争いに絡んでくるチームなのか。そういった意味で監督の采配に注目するのもおもしろいですよ。
各区間の特徴を確認しつつ「自分が走るとしたら何区だろう?」「自分がここを走ったらどんな走りができるだろう?」と選手の気持ちになって観戦しているうちに、お正月から自分も走りたくなってうずうずしてしまうかもしれませんね! その勢いで新年初ランへGO!
こちらもおすすめ:箱根駅伝で強い学校はどこ?過去のデータや傾向から紐解く、箱根駅伝の注目ポイント
[監修者プロフィール]
牧野仁(まきの・ひとし)
有限会社スポーツネットワークサービス代表、Japanマラソンクラブ完走請負人。1967年東京生まれ。アスレティックトレーナー、ストレングス&コンディショニングトレーナーとして活躍。健康ジョギングからマラソン完走、レベルアップまであらゆるランニングの指導を全国各地で展開している
<Text & Photo:アート・サプライ>