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自分が走るとしたら何区が向いてる?箱根駅伝全10区(コース)の特徴【箱根駅伝2018】 (1/2)

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 お正月といえば箱根駅伝。家でのんびりテレビ観戦するのを恒例としている人も多いのではないでしょうか。10人のランナーが襷(たすき)をつなぐ東京大手町~箱根間の往復217.1㎞。その全10区のコースにはそれぞれどのような走りをするランナーが向いているのか、Japanマラソンクラブ完走請負人・牧野仁さんにお話を伺いました。

集団走からはじまる往路。ガマン強さも必要

1区:大手町~鶴見 21.3km

前半は平坦でまっすぐな道で、例年、集団走がしばらく続く。後半の立体交差や橋のアップダウンでの走りが勝負のポイント。この日のレースの流れを決める重要な区間であり、各校の戦略により慎重な駆け引きが行われる。

牧野さんの解説:
トップを走る選手に離されたとしても見える位置でついていくとか、いや無理についていかないほうがいいとか、いろんな戦略を立てなければならないのが1区です。自分の思うペースで行くことが許されない場合もある。熱い気持ちはありつつも、冷静になれる人に向いています。

2区:鶴見~戸塚 23.1km

各校のエースが集結する区間。『花の2区』と呼ばれる。距離が長く、中盤に最大の難所といわれている権太坂を上り、さらにラスト1㎞に厳しい上りが待ち受ける。2区でどの選手が出てくるかが往路序盤の見どころである。

牧野さんの解説:
2区で主導権がとれれば、往路優勝する可能性が非常に高くなる。できればここで差をつけておきたいわけです。ただ直線で速ければいいのではなく、さらにアップダウンにも対応できる本当の実力者でないと、2区を勝つことは難しいです。もともとのポテンシャルの高い、オールラウンダーの選手に任せたい区間です。

3区:戸塚~平塚 21.4km

上り坂の途中で襷を受け取り、上りきった後しばらく緩やかな下りが続く。10㎞を過ぎると海沿いの平坦な道となり、18㎞付近の湘南大橋からは富士山が眺められる。2区からの流れを維持または修正するのが3区の重要な役割である。

牧野さんの解説:
海の近くは向かい風が強く、正面から日差しがまっすぐ入ってくるので、かなり体力が奪われます。風をどう受けるか、気温がどうなっているか。遮るものがないときには寒さ、暑さ、風といろんな要素が入ってくるので、天候状態が気になるのが3区ですね。平坦なコースをコツコツ走れる人に向いています。

4区:平塚~小田原 20.9km

テレビ映像では平坦な道がずっと続いているようにみえるが、細かなアップダウンが地味に続く。時間的に日中になるので天候によっては気温が上がることも。5区の山上りに備えタイムをかせぎ、いい位置で襷をつなぎたい。

牧野さんの解説:
4区になると選手もだいぶばらけてきますので、どちらかというと集団よりも一人で走るのが強い選手を置きたいですね。4区は景色が変わらないので、淡々とまっすぐな道を走るのが好きな人に向いている区間です。3区もそうですが、4区も一人で我慢強く走れることが必要になります。

5区:小田原~箱根・芦ノ湖 20.8km

高低差800m以上を一気に駆け上がる山上りは箱根駅伝最大の見どころ。16㎞付近の最高地点を過ぎるとそこから3㎞ほどは一転して下りとなる。どの選手が強いか走ってみないとわからない、予想のつかない難コースである。

牧野さんの解説:
走り方で向き不向きが大きいのが5区。地面を蹴りすぎる人は上りに向いてないです。地面に足を置いていく走り方の人、もしくは地面の力使って次の足が出てくる人、膝が前に出てくる人が向いています。最高地点まで上りきって、その後少し下って最後は平坦になる。ここで走りがうまく切り替えられるかがポイントです。

たくさんのドラマが生まれる復路。粘り強さが武器になる

6区:箱根・芦ノ湖~小田原 20.8km

5区の「山上り」に対して、6区は「山下り」。最初の4㎞ほどは上りだが、その後一気に下る。ペース配分が難しく、さらに急カーブでの切り替えしも必要で、足への負担が非常に大きい。下りきってから中継所までの3㎞で足が出なくなってしまう選手も。

牧野さんの解説:
少し上ってから下りになるので、まずそこで切り替えが必要です。山下りでは、きつい傾斜を一気に下った後に傾斜が緩くなると、上り坂に感じるほど足が出なくなります。体が山側に倒れるとスピードを殺してしまうので、しゃがんでいるような姿勢で谷側に体重をのせて、足が前へ前へ出る走りができる人はどんどん先に行けます。

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