胸筋を鍛える筋トレ|大胸筋をブ厚くする「マッチョな鍛え方」 (1/2)
かっこいい体やメリハリのある上半身を作るには、「胸筋」の筋トレが欠かせません。
胸筋を分厚くしたい、大きくしたい人は多いと思いますが、胸の筋肉について知識があやふやでは、効率よくトレーニングできません。
今回は、胸の筋肉を解説し、胸筋を鍛えるメリットや大胸筋を鍛えるエクササイズを紹介していきます。自重でできる簡単メニューから、ダンベルを使って追い込む種目まで、画像と動画を用いてトレーナーが解説します。
胸筋とは? 胸の筋肉の構造と働き
まず、胸にはどんな筋肉がついているのか確認してみましょう。
大胸筋(だいきょうきん)
胸の表面に付着していて、もっとも大きい筋肉が大胸筋です。鎖骨・胸骨から上腕骨に走行している筋肉で、腕を内側に閉じるときや、腕を上に上げるときに力を発揮します。
大胸筋は大きい筋肉なので、上部・中部・下部と分けることができます。
小胸筋(しょうきょうきん)
大胸筋の深部に付着しているのが、小胸筋です。
肋骨から肩甲骨に走行している筋肉で、大きい力を発揮することはできませんが、肩甲骨の動きをコントロールする重要な筋肉でもあります。
胸筋を鍛えるメリット。胸を鍛えるとどんな効果があるの?
胸筋を鍛えることで、どのような効果があるのでしょうか。ここでは胸筋の筋トレで得られる効果や、メリットを解説します。
体の厚みを増やし、逞しい・メリハリのある体をつくる
胸筋が盛り上がっていることで、パッと見で体を鍛えていることがわかるほど、第一印象に影響する重要な筋肉です。
細マッチョでも、ただ細いだけでは魅力的に見えません。盛り上がった大胸筋は、上半身の厚みを作り、服を着ていても魅力的な体になります。
また、見た目だけでなく、筋力を追求する人も多いのが、胸筋の魅力です。ベンチプレスの大会が開催されるほど、胸筋を鍛えるのが、逞しさや強さのアピールになるのです。
女性のバストアップに影響! 胸が垂れることを防ぐ
バストアップに筋トレは欠かせません。そもそも、バストは脂肪の塊。脂肪は筋トレで増やすことはできませんが、バストが垂れてしまうことを防ぐことができます。
胸筋は、バストの脂肪の下に付着しています。胸筋が脂肪の重さを引っ張って、支えているのです。筋肉が衰えることによって、脂肪の重さを支えることができなくなっていくと、だんだんバストが垂れていってしまいます。
胸筋を鍛え、脂肪をしっかり支えることでバストアップにつながるのです。
「押す」動作のパフォーマンス向上
大胸筋は、押す動作において力を発揮します。
サッカーやラグビー、格闘技などのフィジカルコンタクトがある競技だけでなく、フィジカルコンタクトがない競技においても、体幹の安定性に欠かせない部位です。