インタビュー
2024年6月12日

器械体操日本一のフィットネストレーナーにインタビュー。摂食障害に悩んだ日々も (2/2)

じつはちょっとお恥ずかしながら、学生のころから芸能事務所に所属して芸能活動をしていました。好きなことがすごく多くて、歌やファッション、アートなど。そういう好きなことができるのが芸能のお仕事かなと思い、オーディションを受けて芸能事務所に入っていました。そのときにアルバイトでやっていたのがフィットネスなんです。

―なぜトレーナーになろうと思いましたか?

ステキなトレーナーの方に出会ったのがきっかけで、「私も女性をキレイにするトレーナーになろう」という思いで、トレーナーになりました。

―トレーニングのスケジュールを教えてください!

じつはスケジュールはないんです。グループレッスンで日々体を動かすお仕事なので、睡眠の取り具合などをみて「今日はお尻を鍛えようかな」「今日は背中と胸をやろうかな」というようにその日に決めてトレーニングをしています。

―トレーニングをしてきてケガやオーバートレーニングになったことはありますか?

ないと思います。トレーニング以外でのケガはあるんですけど。むしろケガをして、無くなってしまった筋肉を育てて日常生活を送れるようにトレーニングをしたということはあります。

\オーバートレーニングってこういう症状/

ツラかった摂食障害

―摂食障害の経験があるという青子さん。そのときの症状や気持ちを教えてください。

最初は不眠症からでした。一睡もできなかったとしても、朝起きて動かなければいけません。となると大量の糖質が欲しくなるのです。パンやおにぎりを大量に食べて、ちょっと頭が覚醒したらもう要らないと吐く......。この行動を繰り返していました。多いときは1日で5、6回繰り返していました。

気持ちは......うまく表現できないんですけど、朦朧としているなかで「がんばりたい」という気持ちもありながら、過食→嘔吐という行動をとっていて......。気持ちと行動が反比例していて、とてもツラかったです。

―現在、摂食障害に悩む方にメッセージをお願いします!

摂食障害は気持ちとのリンクがすごく大きいと思います。何か悩んでいることとか考えごとがあって、そういう行動に至ってしまうというのが大半です。まずは問題解決にキチンと向き合うことが大事です。私の場合は大変なことがたくさんあり悩んでいた時期が長かったんですけど、真剣に向き合うことによって改善に向かいました。

ぜひ諦めず戦って、体をつくるウェイトトレーニングなども行い、心から気持ちのいい生活を送ることで、摂食障害の症状は回復していくと思いますのでぜひトライしてみてください。

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ポジティブにしてくれる筋トレ

―筋力トレーニングが青子さんの人生に与えた影響を教えてください。

数えきれないぐらいたくさんあるんですけど、まずトレーニングをすると気持ちがポジティブになっていくんですね。たとえばうまくいかないことがあって気にしていた日であっても、トレーニングをすれば前向きになって過ごしやすくなります。

体ももちろんボディラインがキレイになりますし、筋肉がつくと代謝が上がって普段から脂肪が燃えやすい体になるので、食事も楽しむことができます。たくさんメリットがあるので、これをみなさんに実感していただきたいのでトレーニングを一緒にしてほしいと思います!

―トレーニングをしてみたい!理想の体を手に入れたい!という視聴者の方にメッセージをお願いします!

「トレーニングをしてみたい」という気持ちが少しでもあったら、ぜひ今日から何か1種目でも始めてみませんか?やってみると「トレーニングをして気持ちが明るくなるってこういうことか!」とか「代謝が上がる気がする」というのが分かると思うのでぜひ一緒にやっていきましょう!

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プロフィール

青柳香菜子

フィットネストレーナー 器械体操の経験やパーソナルフィットネストレーナーNESTAの認定資格を活かし 女性のボディメイクを得意とするトレーナー。

インスタグラム https://www.instagram.com/kana_aoko/

撮影協力  ネクストーンラボ八王子
公式サイト https://www.nextonelab8o2.com/

\インタビューを動画で見たい人はこちら/

<TEXT&PHOTO:MELOS編集部>

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