流通のプロが語る、プロテイン市場が拡大する要因とは
株式会社ウエニ貿易から展開されているプロテイン「マイルーティーン MAX」のオンライン会見にて、流通アナリスト・渡辺広明氏の講演が行われました。
今、プロテインが流行している要因を、3つのポイントに分けて解説しています。
プロテインがこれほどまでブームになっているのはなぜか?
テレビでの筋肉体操番組の大ヒットに伴い、筋トレが一過性のブームから「一般化」してきました。
コロナ禍によりマラソンや他競技の大会がなくなり、アスリートが自宅でできるトレーニングに切り替え、ジム通いや家トレをする人口も急増しています。
それにより筋肉に効果的なプロテインの愛用者も増加し、一億総プロテイン時代が到来しているといいます。
「タンパク質を効果的にとる方法がプロテイン」という認識が広がった
かつてプロテインはアスリートやボディービルダーが筋肉増強のために飲むものというイメージがありました。
しかし、いまはプロテイン=タンパク質(肉や魚や卵の成分)であるという理解が広がりをみせ、タンパク質を効果的にとる方法がプロテインだという認識に変わりました。
コンビニにはサラダチキンをはじめ、ドリンク、粉末などが並ぶプロテインコーナーも出現。1週間に100品の新商品が出る中で安定したコーナーとして残り続けているのは、やはり一億総プロテイン時代だといえる状況になるからです。
一億総プロテイン市場到来。市場規模、5年後は2,000億に
女性、成長期の子ども、メタボ対策の男性、シニアなど健康面から栄養補助として大きな市場を形成しつつあります。
そのため従来の粉末タイプに加え、ヨーグルト、餃子、おつまみなど食品全体に及び、コンビニなどで購入できることから毎日の食生活としての広がりをみせています。
ライトなプロテインがコンビニで広がるのと同時に、これまでのプロテイン愛用者はさらに本物志向でありながら「マイルーティーン MAX」のように、まろやかで飲みやすく効率的な摂取ができる製品に向かうと思われます。
現在、プロテイン市場は加工食品も含めて全体で1,700億市場。これは5年前の2倍にものぼり、5年後には2,000億市場になると予想されています。
<Edit:編集部>