太りたい人のための食事&トレーニングを、筋肉博士・山本義徳先生に聞く! (1/2)
食べても太れない、ガリガリ体型に悩む男性向けに、見た目を普通体型に近づけるための食事と筋トレを、筋肉博士・山本義徳先生に教えてもらいました。
ボディビルダーの世界大会で優勝した経験を持ち、数多くの有名アスリートを指導した経験もある山本先生は、VALXのYouTubeチャンネル『VALX 山本義徳 筋トレ大学』でさまざまな情報を発信しています。
──食べても太れない人に多い原因は何でしょうか?
山本先生:あまり太らない人というのは、すごく活動的な日常生活を送っています。階段を使う、立っている時間や歩いている時間が長いなど。こういった人はあまり太れないし、太らないですね。
そういう人が太るためには、できるだけぐうたらした生活に変える(笑)エスカレーターやエレベーターを使ったり、寝ている時間を増やしたり、トレーニングの時間も短くし、頻度も空ける。そのようにして“消費カロリーを減らす”ことが一番大事になってきます。
逆に痩せられない人というのは、それをやってるんですね。痩せられない人は結構ぐうたらした日常生活になっている。それを変えるだけで痩せられるようになります。
──食べる量が少ないのが一番の原因なのかと思っていました。
山本先生:むしろ食べる量より日常生活のほうが大事ですね。太れない人は無理して食べると逆に食べられなくなっちゃう。胃腸を壊して、結局、摂取カロリーが少なくなるということもありますから、頑張って食べることよりは、消費カロリーを減らすことが大事です。
あと、摂取カロリーを増やすという点では、胃腸に負担のないものを選ぶことです。私のおすすめは『マッスルシェイク』です。
冷凍バナナ、はちみつ、アイスクリーム、プロテイン、100%ジュースをミキサーにかけて飲むと、カロリー・炭水化物・タンパク質を一緒にとることができますので、それを一日二回ぐらい食後に飲む。
そういうドリンクだと、胃腸への負担も少なく、簡単に摂取カロリーを増やすことができます。
──健康的に太りたいと考える人は、「摂取カロリーを増やす」と「消費カロリーを減らす」、どちらに力を入れるべきでしょうか?
山本先生:やはり「消費カロリーを減らす」ほうですね。筋肉を増やしたいと思ってたくさん筋トレをしちゃうのが良くないですね。
むしろ、これだけでいいの? みたいな、1回15~30分のトレーニングを週3ぐらいで大丈夫です。太れない人はそれくらいでも筋肉は増えますので。
そして体を休める、食事をしっかりとるというだけで、体重は増えてくると思います。
次:健康的に太るための食事方法