パーソナルトレーナーを選ぶときはここをチェック!自分に合う、合わないの判断ポイント (1/2)
いまや、一般的に知られるようになったパーソナルトレーナー。最近はスポーツジムに大勢のパーソナルトレーナーが在籍していたり、トレーナー個人がトレーニングジムを運営するケースが増えてきました。気軽に相談できる機会が増えた一方、どのトレーナーを選べばいいのか不安を抱える方も多いでしょう。せっかく費用を払って指導してもらうなら、優秀なトレーナーにしたいと思うのは当然です。
今回は、パーソナルトレーナーを見極めるためのポイントを3つご紹介します。
パーソナルトレーナーを探すときのポイント
「筋肉をつけたい」「シェイプアップしたい」「健康維持・管理したい」「ケガ後のリハビリなどカラダの不調を改善したい」など、パーソナルトレーナーに指導を受ける目的はさまざまです。逆に、パーソナルトレーナーにも得意分野があります。そのため、目的にあったトレーナーを見つけましょう。
自分の理想とするカラダを持つトレーナーを選ぶ
筋肥大やシェイプアップを目的としているなら、トレーナー自身が自分の理想とするカラダであるかどうかが参考になります。細く痩せている、あるいはぽっちゃりしたトレーナーに筋肉を増やしたりシェイプアップする方法を教えられても、説得力がありません。カラダつきのいいトレーナーは、自分自身がしっかりトレーニングを実践している証拠でもあります。カラダつきを見るだけで、筋肉を大きくするための適切なトレーニング方法や、栄養摂取に関する知識が豊富かどうかが分かります。
トレーナー自身が、ボディビルやフィジークなどの大会に参加していればさらに信頼感が増します。
体の不調部分に合わせた知識を持つトレーナーを選ぶ
ケガのリハビリやカラダの不調(痛みやダルさなど)の改善を目的にしている場合は、医療系の資格を持っているトレーナーがオススメです。最近ではパーソナルトレーナーの中に、医師免許や理学療法士、柔道整復師、鍼灸師といった医療系の国家資格を持っている人が増えています。その痛みの原因を探るため、医療的な視点でチェックしながら、改善に向けたエクササイズを処方してくれるはずです。
男性トレーナーか、女性トレーナーか選ぶ
また、性別も重要です。パーソナルトレーナーは男性に限らず、女性でもハードにトレーニング指導してくれる人がいます。カラダの悩みなどに対しては、やはり同性の方が共感を得られやすく詳しいでしょう。なかには、異性のトレーナーだとやりにくいと感じる方もいるようです。そうした場合、同性のトレーナーを選びましょう。
パーソナルトレーナーを選ぶときはここをチェック
それでは、具体的にパーソナルトレーナーを選ぶ際のポイントを、3つご紹介しましょう。
指導歴・指導経験はアテにならない可能性もある
指導経験がどれだけあるのかという部分は、パーソナルトレーナーを選ぶ際に重要なポイントです。なかには初心者ながら、数ヶ月の研修でパーソナルトレーナーとしてデビューするジムもあります。そのため指導歴だけでなく、指導回数も見ると良いでしょう。たとえ年数が長くても、指導回数が少なければ指導経験が多いとは言えません。
また、よくプロフィールに「〇〇人以上を指導」「月に〇〇回のトレーニングを行なった実績」などと記載されていることがあります。一見すると、経験豊富なイメージを持つかもしれません。しかし実は、こういった記載も注意が必要です。
たとえば、1万人以上の指導経験があるという場合。どんどん新しい人を指導していたら、リピーターを指導する時間がなく「継続率が低いのでは?」と勘ぐってしまいます。あるいは、「継続率が低い原因が何かあるのでは?」と不安に思うかもしれません。また、講演やスタジオレッスンなどで大勢に対して行なった指導を、指導人数として計算している場合もあります。しかし、大勢に対する指導とパーソナルトレーニングは別物です。パーソナルトレーナーを選ぶ際には、数字のマジックに惑わされないように気をつけましょう。
有名人の指導経験がある=凄いトレーナーとは限らない
芸能人やアーティスト、モデル、スポーツ選手などへの指導経験を、プロフィールで大きく打ち出しているトレーナーがいます。芸能人を相手にしていると聞くと、すごいトレーナーのように感じるかもしれません。しかし実は、この点にも注意が必要です。
たとえば知人から紹介されたり、雑誌の企画などで芸能人やスポーツ選手を1回指導したことがあったり。これだけでも、自身の実績としてプロフィールに掲載している場合があります。はたして、これは本当に指導していると言えるのでしょうか。また、有名人だからといって特別なことを行っているわけではなく、結果を残していたとしてもすべてがトレーナーのおかげというわけでもありません。有名人を指導していてもプロフィールに掲載せず、しかし優れたパーソナルトレーナーはたくさんいるものです。むしろ個人的には、守秘義務が守れていて信頼できるのではと思います。