
フィットネス
2025年5月30日
筋肉は何歳から衰える?加齢で落ちやすいのはこの筋肉! (1/2)
「最近、なんだか疲れやすくなった」「階段の上り下りがちょっとつらい」――そんな変化を感じたことはありませんか?
実はそれ、筋肉の衰えが関係しているかもしれません。
筋肉は年齢とともに徐々に減っていくもの。意識して鍛えない限り、30代から少しずつ筋力は低下していきます。
筋肉は何歳からどのように減っていくのか。そして、加齢とともに特に衰えやすい部位とは。パーソナルトレーニングジム STUDIO KOMPAS(スタジオコンパス)のトレーナー・山岸慎さんが解説します。
筋肉量は何歳から落ちてくるのか。曲がり角・下り坂はこの年齢!
筋肉量は一般的に40代頃から減少傾向に入るといわれています。生活習慣や活動量によって個人差があります。
必ずしも年齢だけが筋肉減少の原因とは限りません。運動不足や栄養不足などの条件が重なれば、20代であっても筋肉量は減少することがあります。
年齢に関係なく「動かさない・食べない」状態が続けば、筋肉は落ちていくということです。筋肉量を維持・向上させるには、年齢を問わず日常的なケアと習慣が大切です。
とくに加齢で落ちやすいのはこの筋肉!
加齢や活動量の低下に伴って、特に下肢の筋肉や「抗重力筋」と呼ばれる筋肉群の筋肉量が減少しやすいと言われています。
- 大腿四頭筋(太もも前側)
- ハムストリングス(太もも裏)
- 下腿三頭筋(ふくらはぎ)
- 臀筋群(お尻の筋肉)
- 脊柱起立筋(背骨を支える筋肉)
- 腹筋群(体幹の前側)
「姿勢を支える」「立つ・歩く」などの重力に逆らう動作(抗重力動作)に関わる筋肉群で、日常生活に直結した機能を担っています。
筋肉量が低下すると、姿勢の保持や歩行の安定性が損なわれ、転倒リスクの上昇や日常動作の制限につながるため、これらの筋肉を意識して鍛えることが非常に重要です。
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