
おからパウダーダイエットの効果とやり方。なぜ痩せる?逆に太るパターンは?管理栄養士監修 (2/2)
おからパウダーで太る人によくあるパターン
おからパウダーはダイエット効果が期待できる食品ですが、逆に太ってしまう人もいます。それはやはり「食べ過ぎ」が原因であることが多いです。以下に、太る原因を詳しく解説します。
太る原因1 使い方が適切でない
おからパウダーを摂り過ぎている場合、痩せるどころか太ってしまいます。
おからパウダーは、ダイエットに良い食材ですが、エネルギーはあります。(商品によって異なりますが、100gあたり300~400kcalほど)そのため、食べ過ぎればもちろん太ってしまいます。
おからパウダー以外を食べすぎている場合も、太る原因になります。おからパウダーは、摂取カロリーを0にするものではありません。
太る原因2 便秘を起こしている
おからパウダーは、水に溶けにくい「不溶性食物繊維」が含まれています。ストレスや自律神経の乱れが原因のけいれん性の便秘の場合、食物繊維を摂り過ぎることで便秘が悪化する可能性があるのです。
けいれん性の便秘の人は、おからパウダーの量を減らし、運動習慣をつける・規則正しい生活を行うなどを意識して、まずは便秘を改善しましょう。
おからパウダーダイエットのデメリットは食べ過ぎると「カロリーオーバーになりやすい」「便秘」
まとめると、おからパウダーは摂り過ぎると以下のデメリットが懸念されます。
- 摂りすぎるとエネルギーオーバーになり、太る可能性がある
- 人によっては、便秘が悪化する可能性がある
量を調節して使用しましょう。また、ストレスで便秘が起きやすい人や、大豆アレルギーがある人は、使用を避けましょう。
おからパウダーのダイエットレシピ
おからパウダーを使用したダイエットレシピを、管理栄養士に教えてもらいました。料理初心者でも簡単にできるレシピなので、ダイエットに取り入れてみましょう。
蒸しパン
材料(1人分)
- おからパウダー:大さじ1
- 水:60ml(牛乳、豆乳でも可能)
- 卵:1個
- ベーキングパウダー:2g
作り方
- ボウルに材料をすべて入れて、混ぜる
- 耐熱容器に移し、2〜3分電子レンジで加熱して出来上がり!
小麦粉を使わずにできる蒸しパンです。甘味が欲しい時は、ラカントやオリゴ糖を加えます。牛乳で作れば、カルシウム補給にもなります。
おからパウダーお好み焼き
材料(1人分)
- おからパウダー:小さじ2
- 水;50ml
- 卵:1個
- 顆粒和風だし:小さじ1/2
- 鶏ひき肉:50g
- 千切りキャベツ:1枚分
- ごま油:適量
- ソース、鰹節、青のり、マヨネーズ:お好みで
作り方
- ボウルに材料をすべて入れて、混ぜる
- 中火で温めたフライパンにごま油を入れ、①を焼く
- 3分程度焼いたら裏返し、両面がカリカリになるまで焼く
- お皿にうつし、ソース、鰹節、青のり、マヨネーズをお好みでかける
鶏ひき肉を、シーフード・豚バラ肉・豚ひき肉などにしても美味しく召し上がれます。ダイエット目的の人は、マヨネーズのかけすぎに注意しましょう。
▼参考
豆腐の健康効果 - 日本豆腐協会
食物繊維の必要性と健康 - 厚生労働省e-ヘルスネット
豆乳おからパウダー(120g) - キッコーマン
監修者プロフィール
健康検定協会理事長
望月 理恵子
株式会社Luce代表取締役、管理栄養士、山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、小田原銀座クリニック栄養顧問、日本臨床栄養協会評議員。サプリメント・ビタミンアドバイザーなど、栄養・美容学の分野で活躍。多くの方が健康情報を学ぶための健康検定協会を主宰するとともに、テレビ・雑誌などで根拠ある栄養学を提供・監修をしている。「栄養学の◯と×」、「やせる時間に食べてみた!」など著書も多数。
<Text:編集部>