座ると足が開く
フィットネス
ヘルス&メンタル
2025年12月19日

座ると脚が開く人は要注意。内転筋が弱っているサインかも

椅子に座ったとき、気づくと脚が自然に開いてしまう。意識して閉じようとしても、すぐに元に戻ってしまう──そんな癖はありませんか。

実はその状態、太ももの内側にある「内転筋」がうまく使えていないサインかもしれません。

内転筋は、脚を内側に寄せる働きを持つ筋肉で、立つ・歩く・座るといった日常動作の中で、脚や骨盤を安定させる役割を担っています。ここが弱くなると、脚を内側で支える力が低下し、座った姿勢でも脚が開きやすくなります。

\タップして動画を再生/

脚が開きやすい状態が続くと、体には何が起こる?

内転筋が十分に働かない状態が続くと、次のような変化が起こりやすくなります。

・座り姿勢が崩れやすく、骨盤が安定しにくくなる
・内ももが使われず、外ももばかりが張りやすくなる
・立ったときに脚のラインがまっすぐ保ちにくくなる

一見ささいな「座り方の癖」でも、下半身全体のバランスに影響を与えることがあります。

簡単セルフチェック

次の動作を試してみてください。30秒でできる簡単なチェックです。

内転筋チェック

椅子に座った状態で、両脚をそろえ、内ももに力を入れて脚を閉じます。このとき、すぐに力が抜ける・内ももが疲れる・脚を閉じ続けられない場合は、内転筋が十分に使えていない可能性があります。

改善のヒントは「意識して使うこと」

内転筋は、意識しないと日常生活で使われにくい筋肉です。脚を閉じる動作を意識したり、軽いトレーニングで内ももに刺激を入れることで、座り姿勢や脚の安定感は変わりやすくなります。

本記事は、パーソナルトレーナー・三原大和氏監修の記事内容をもとに再構成しています。内転筋の役割や、弱いと起こる影響、効果的なトレーニング・ストレッチ方法については、下記の解説記事で詳しく紹介しています。

内転筋を鍛えると体はどう変わる?役割・効果・鍛え方を専門家がわかりやすく解説

監修者プロフィール

パーソナルトレーナー
三原 大和(みはら やまと)

三原 大和専門学校にてパーソナルトレーニングと人体の構造について体系的に学び、JATI-ATI(日本トレーニング指導者協会 認定トレーナー)や健康運動指導者など複数の資格を取得。卒業後は女性専用パーソナルジムにてトレーナーとしてのキャリアをスタートし、丁寧で寄り添う指導に定評がある。

また、10年以上にわたり自身が競技者として取り組んできたバドミントンの経験を活かし、スポーツパフォーマンス向上やジュニア指導にも精通。現在は大阪・高槻にある「パーソナルジムBREEZE」のトレーナーとして、ダイエットから機能改善、競技力向上まで、幅広いニーズに対応した指導を行っている。

保有資格:
JATI-ATI(日本トレーニング指導者協会認定)
健康運動指導者(健康・体力づくり事業財団)

<Edit:編集部>