足踏み
フィットネス
2025年12月23日

足踏みの効果とは?脂肪燃焼・消費カロリー・腰ひざにやさしいやり方を解説 (2/4)

足踏み運動の消費カロリー目安

足踏み運動の消費カロリーは強度や体重によって差が出ます。強度と時間で消費カロリーの目安を確認しましょう。

足踏みは軽度から中程度の有酸素運動

足踏みは心拍数を緩やかに上げる運動で、ウォーキングと同程度の運動強度に分類されます。息が弾みすぎないペースで続けられるため、脂肪燃焼を目的とした運動として取り入れやすい点が特徴です。

体への負担を調整しやすく、継続による消費カロリーの積み重ねが期待しやすい運動と言えます。

時間と強度による消費カロリーの目安

足の上げ方や腕振りの有無によって消費カロリーは変化します。無理のない範囲で強度を上げることで、効率よくエネルギーを消費できます。

※目安として体重60kg前後の場合を想定しています。体重やフォームによって消費量は前後します。

運動時間 ゆっくりした足踏み しっかり脚を上げる足踏み
10分 約30~40kcal 約40~55kcal
20分 約60~80kcal 約80~110kcal
30分 約90~120kcal 約120~160kcal

消費カロリーを高めるためのポイント

背筋を伸ばし、腕を自然に振ることで全身の筋肉が連動しやすくなります。太ももを床と平行になるくらいまでしっかり上げ、一定のリズムを保つことで有酸素運動としての効果を安定させましょう。

短時間でも回数を重ねることで、1日の総消費カロリーを増やしやすくなります。

効果を高める正しい足踏みのやり方

足踏み運動は動きが簡単な分、姿勢や動作を意識することで効果に差が出ます。基本のポイントを押さえることが大切です。

姿勢を整えて体をまっすぐ保つ

足踏み運動では、背筋を伸ばし視線を正面に向けることが重要です。上半身が前後に傾くと脚への刺激が分散しやすくなります。お腹に軽く力を入れて立つことで、体幹が安定し動作がスムーズになります。

脚は無理のない高さまで上げる

脚を高く上げすぎると、腰やひざに負担がかかりやすくなります。太ももが床と平行になる手前を目安に、リズムよく持ち上げることがポイントです。

小さな動きでも、テンポを一定に保つことで有酸素運動としての効果が高まります。

腕を自然に振って全身を使う

腕を軽く振ることで、下半身だけでなく上半身の筋肉も連動します。肩に力を入れず、歩く時と同じ感覚で動かすと全身運動になりやすくなります。動作が安定し、消費カロリーの向上にもつながります。

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腰痛・ひざ痛がある人の注意点

足踏み運動は負担を調整しやすい運動ですが、腰やひざに不安がある場合は注意が必要です。安全に続けるためのポイントを確認します。

痛みが出ない範囲の動作に抑える

足踏み運動では、脚の上げ幅やスピードを小さくすることで関節への負担を抑えられます。違和感が出る高さまで脚を持ち上げる必要はありません。痛みを感じない範囲で行うことが、継続につながります。

床の状態と足元の安定を意識する

滑りやすい床や不安定な場所では、姿勢が崩れやすくなります。クッション性のある運動靴を履くか、安定した床で行うことでひざや腰への衝撃を軽減できます。安全な環境を整えることも重要です。

違和感が続く場合は無理をしない

運動中や運動後に痛みが強くなる場合は、負荷が合っていない可能性があります。無理に続けず、休養を取ることも必要です。症状が改善しない場合は、専門家に相談することが安心につながります。

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