ふくらはぎの筋肉が少ないとどうなる?スポーツ整形外科の理学療法士に聞いた
ふくらはぎは、第二の心臓と言われるほど大事な部位です。ふくらはぎの筋肉量が少ない場合、どのようなデメリットが起こるのでしょうか。なか整形外科京都西院 リハビリテーションクリニックの李 滝二さんに聞きました。
ふくらはぎの筋肉がないと、どうなる?
ふくらはぎには5つの筋肉があります。それぞれの筋肉に役割はありますが、代表的なのが、心臓に血液を送るためのポンプ作用です。
全身の血流は心臓のポンプ作用で循環していますが、心臓から遠い下腿部に流れた血液は、ふくらはぎの筋肉の助けがあって、全身に血液を巡らすことができます。

そのため、ふくらはぎの筋肉が弱いと、身体に血液を巡らせることができなくなり、浮腫みなどの症状が出てきます。
また後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋は足底のアーチを安定させるためにも大事な役割を担っています。これらの筋肉の機能が低下すると、足のアーチを保持できなくなり、歩行トラブルなどの原因につながります。
ふくらはぎの筋肉が弱いと?
✓ 身体に血液を巡らせることができなくなり、むくみ症状が出やすい
✓ 歩きにくさなどの歩行トラブル
ふくらはぎを鍛えると、どんなメリットがある?
では、ふくらはぎを鍛えるとどんなイイコトがあるのでしょうか。
血液の循環が良くなる
先述した通り、ふくらはぎは筋肉は第2の心臓と言われるほど大事な部位です。
ふくらはぎを鍛えることによって筋肉のポンプ作用により、全身の血流が良くなり、以下のメリットにも繋がります。
- 浮腫の改善
- 疲労物質が溜まりにくくなり、足の疲労改善
日常動作のパフォーマンスが向上する
ふくらはぎの筋肉は、足の機能に大きく関与します。身体の中で唯一地面と接している足が不安定になれば、全体のバランスが崩れ、身体が上手に機能しなくなります。
逆に、ふくらはぎの筋肉をしっかりと鍛えることによって、足部の安定性が向上し、パフォーマンスの向上に繋がります。
転倒を防止できる
高齢者の転倒の原因として、ふくらはぎの筋力不足が挙げられます。ふくらはぎを鍛えることによって、足部のバランスが安定して、転倒予防にも繋がります。
ふくらはぎを鍛えるトレーニング
ここからは、フィットネスランニングトレーナー鳥光健二さん監修のもと、ふくらはぎを鍛えるプログラムをお届けします。
スクワット&カーフレイズ
1.肩幅より少し広く、つま先を少し外に開いて立つ

2.お尻が膝の高さに来るまで下げて戻す

3.戻すときに、ふくらはぎを意識してかかとを高く上げる


4.この動作を繰り返す
実施回数
20秒
カーフレイズ
1.両足をこぶし2個分くらい開いて、壁に両手をついて立つ

2.つま先立ちになったあと、かかとを下ろして床に一瞬つける
3.かかとを上げて、再びつま先立ちになる
4.一連の動作を繰り返す
実施時間
40秒
シングルレッグカーフレイズ
1.肩幅に足を開き、両手を壁について、背筋を伸ばして立つ
2.片方の足に反対側の足をかける

3.ゆっくりとかかとの上げ下げを繰り返す


実施回数
左右 各20回
監修者プロフィール
なか整形外科京都西院 リハビリテーションクリニック
李 滝二
理学療法士免許取得後、スポーツ整形外科で勤務。バレーボールVリーグ(サントリーサンバーズ)のトレーナーも務める。プロスポーツ選手のトレーニング、一般の方のボディメイクなど、幅広く活動している。
<Edit:編集部>










