ゴルフルールの基本とは(13条のルール) (1/2)
これからゴルフを始めたいと思っている人、ゴルフを始めたばかりの人。そしてベテランだけどルールはイマイチ。そんな方々にお届けするのが、堅苦しさ一切なしの「ルールとマナー」シリーズ。読んで納得、腹落ち必至の解説でお届けします。
3回目は、知っているようで知らない人も多い「ゴルフルールの起源と基本」です。
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ゴルフルールの起源は273年前!
ゴルフの発祥の地はスコットランドと言われています。
ゴルフの起源となったのは、オランダや、中国など諸説ありますが、ゴルフとしてスポーツの基礎を築いたのは、スコットランドと言って間違いないでしょう。1400年後半から、文献にゴルフという言葉が登場します。
ゴルフは大英帝国の拡大によって世界へ広がっていったのですが、ゴルフのルールの起源となったのは1744年。全英オープンも開催されるミュアフィールドでゴルフルールの13条というのが制定さました。まだゴルフボールも、羽毛を革で包んでいた時代から、今のゴルフルールのルーツがあったのです。
ゴルフのイメージを、ゴルフを始めたばかりの人に聞くと、よく言われるのが「ルールが難しそう」です。確かに分厚いルールブックと難しい用語で、拒否反応が出てしまうもの。では、プロゴルファーがルールに精通しているか!? というと、意外とそうではありません。
このことがゴルフへの参入障壁になっているということは、ゴルフ業界もわかっていて、ルールの簡素化が今後のテーマとなっています。
では273年前のルールは、どうだったのでしょう。13条というとかなりシンプルであると推測されます。
1774年に条文化された、ゴルフルール13条をここに再現してみましょう(原文はもちろん英語ですが、訳して掲載しています)。