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2024年5月27日

1回の筋トレ時間、どれくらいが効果的?休憩なしで続けてもいいのか。専門家が解説 (1/2)

筋トレ時間を作るのにも一苦労する、忙しい現代人。1回のトレーニング時間は何時間といった長いほうがいいのか、それとも何分というように短い方がいいのか。また、休憩(インターバル)時間はいるのか、いらないのか。

筋トレにかける時間について、日本体育大学体育研究所助教授で健康科学・スポーツ医科学を研究する鴻﨑香里奈さんに聞きました。

筋トレにかける最適な時間とは

一概には言えないが、30分~1時間ぐらいが目安

筋トレにかける最適な時間は、個人差や経験、目指すボディなどによって違いがあるので、一概にはいえません。しかしあまり短くても、反対に長すぎても期待する効果が得られません。

目安としては、30分~1時間ぐらいとするのがよいでしょう。

「筋トレにかける時間については、筋肥大や筋力向上を目的とした高強度(高重量、底回数)な筋トレであれば短時間、筋持久力を目的とした低強度(低重量、高回数)な筋トレであれば実施時間は長くなるのが一般的ですね」(鴻﨑さん)

ただし、やはりこれもあくまで目安とのこと。

ゼロの状態からプラスへ持っていくのか、現状維持を目的とするのかによって筋トレの方法や時間が変わるように、筋トレにかける時間を気にするより、目標に合った適切なトレーニング方法を選択してから最適な時間を決定することが重要です。

休憩(インターバル)は必要か。どのくらいとればいい?

休憩をとらずに筋トレを続けるよりは、筋トレ中に休憩をとった方がよいそうです。

「1種の筋トレを3セットするときのセット間休憩(1セット目と2セット目、2セット目と3セット目の間の休憩時間)の場合、休憩時間が長いほど(長くて5分程度)筋肥大や筋力向上に有効であり、短い(1分程度)ほうが筋持久力向上に有効であると考えられています」(鴻﨑さん)

では、休憩を取らないと、どんなデメリットがあるのでしょうか。

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