インタビュー
2020年11月5日

アイドルカレッジ石塚汐花「いつかアクション作品に出演するのが夢」(後編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#32 (2/2)

空手やバトントワリングのおかげで活躍の場が広がった

――空手やバトントワリングの経験が仕事に活きていると感じることはありますか?

すごくたくさんあります! 5年前に『スカッとジャパン』(フジテレビ系)に出させていただいたんですけど、ナンパを嫌がる女の子を空手の技で助ける役を演じさせていただきました。そのおかげでSNSのフォロワーが増えたり、ライブやイベントに来てくださる方がすごく増えたのを覚えています。握手会に来てくださった方からは「握手の力が強いね」って驚かれました(笑)。

――ステージでアクロバットを披露することもありますよね。

同じグループにもうひとりアクロバットができるメンバーがいるので、ライブやMVで一緒にやってます。間奏でマイクを預けて一緒に飛ぶのが定番で、『#常夏女子希望!!!』や『トゥルーエンド プレイヤー』のMVで披露しているので、ぜひ見てほしいです。

――舞台や映像作品でもアクロバットに挑戦しています。

舞台は2年前の『NINJA ZONE』がはじめてだったんですけど、アクションや殺陣が満載のステージですごく難しかったです。相手を蹴る動作を側宙しながらやらないといけなかったり、他の出演者と動きを合わせたり、今までにない経験ができました。しかも舞台は毎日あったので、疲れが溜まって失敗してしまうこともあって。そのときは練習が足りないと痛感しましたね。

――今年6月から放送されている『ウルトラマンZ』(テレビ東京系)への出演はどんな経緯で出演が決まったんですか?

舞台『NINJA ZONE』のプロデューサー・監督が、ウルトラマンシリーズも担当されているんですね。私が出演した8話では、主人公を襲う謎の美人姉妹が出てくるんですけど、『NINJA ZONE』で共演した宮原華音さんが姉、私が妹という役で同じ監督からお声がけいただきました。

――ハンドスプリングや後ろ回し蹴りなど、戦闘シーンでの活躍が光っていました。アクションに関して気をつけていることはありますか?

これは演技しているときではなくて、普段の心がけなんですけど。ここ2年くらいキックボクシングのジムにも通っていて、今日も練習してきた帰りなんです。動きが空手と違うので直されることもあるんですけど、空手の感覚は残しておきたいので、場面に応じてそれぞれの動きを使い分けられるようにしています。

――キックボクシングをはじめたきっかけは?

最初はダイエット目的でした。お腹が出る衣装をはじめて着るタイミングで、割れた腹筋をファンに見せたいと思ってはじめました。そのおかげで今は腹筋もシックスパックに割れているし、ちょっと太ってもお腹は割れたままを維持できるようになりました。自分に負けたくないので、MVなど撮影のお仕事のでは筋肉をパンプアップして、3日間は断食して体を絞るようにしてます。

――最後に、今後の目標を教えてください。

空手をきっかけにお芝居のお仕事をいただけるようになったので、もっと活躍することで何事も無駄なことなんてないと証明したいです。戦隊シリーズや仮面ライダーなどのアクション作品に出演するのが夢なので、その実現に向かって頑張りたいと思います。

[プロフィール]
石塚汐花(いしづか・しおか)/アイドルカレッジ
1997年7月3日、東京都生まれ。2012年、アイドルカレッジに加入。アクロバットが得意で、ステージやMVなどで曲中にも披露している。特技は8年続けた空手(黒帯初段)と6年続けたバトントワリング。舞台『NINJA ZONE』、TVシリーズ『ウルトラマンZ』に出演するなど、アクロバットを活かした活動も行っている。【公式Twitter】https://twitter.com/ic_40shioka

<Text:森祐介/Edit:村上広大/Photo:後藤巧>

1 2