フィットネス
2020年12月16日

筋トレ初心者、中級者、上級者の基準とは。見分け方はある?メガロストレーナーが解説

 ボディメイクに勤しむトレーニーたちが疑問に思っていることをピックアップし、トレーナーにぶつける本企画。今回は、自分が筋トレ初心者なのか中級者なのか、どれくらいで上級者と考えればいいのか、その判断基準について、スポーツクラブメガロスのトレーナーが解説します。

Q. 自分の筋トレレベルが分かりません。「これができなければまだ初心者」「これくらいできれば上級者」など、基準があれば教えてください。

A.各レベルを見分ける基準と指導ポイントを解説します。

 ジムでゲストのトレーニングの様子を伺っていると、それぞれ努力しているのがわかります。どのようなアドバイスをすればトレーニングレベルを向上させられるか、常に意識しています。各レベルを見分ける基準となる特徴は以下です。

◆初心者:
フォームが安定せず、その種目で鍛えたい部分を認識しづらい状況です。まず鍛える部分をしっかり認識していただくために、軌道の安定したマシンなどで適切な負荷設定を行い、楽しく習慣化できるようアドバイスしています。

◆中級者:
フォームも安定し、かなりの重量が扱えるようになっています。筋のバランスのよい発達を目指し、同一部位での種目の多様化や“マッスル・マインド・コネクション※”を得るようにアドバイスしています。また、怪我の予防のためのコンディショニングについてくわしく説明しています。

※マッスル・マインド・コネクション=どこを鍛え、どんな効果があるのか意識することでトレーニング効果が高まるという考え方のこと。

◆上級者:
部位ごとにトレーニングを分け、高い頻度(週34回)や高強度でトレーニングを継続しています。フォームは安定しており、効かせたい部分をしっかり刺激できています。そのような方には、新しいトレーニングやコンディションについて情報を伝え、コンテストや競技会の話題を提供しています。

[監修者プロフィール]
阿部佳之(アベ・ヨシユキ)
MCSPパーソナル・トレーナー。本社フィットネス事業部(メガロス恵比寿ゼロプラス店)に所属。

記事協力
・スポーツクラブメガロス
・公式サイト https://www.megalos.co.jp/

<Text:編集部/Photo:Getty Images>