インタビュー
2017年9月28日

会えない日々に猛勉強してアスリートフードマイスターを取得。サッカー柿谷曜一朗の妻・丸高愛実<前編>【アスリートの妻が教えるとっておきレシピ #4】 (3/3)

 よろこんでほしかったというより、びっくりさせたかったんです。ある程度ナイショにしてて、受かったときは「やればできるね!」って言われました。私も「そうなんだよね〜」って言って(笑)。

 資格を取ったことは、私にとってすごく役に立ってますね。それがなかったら多分、チンプンカンプンだったと思います。献立を立てることももちろんですけど、栄養面が分かってないと献立も作れないですからね。

「勝負メシ」はとくにないけど、大好物のハンバーグを工夫して食卓へ

--試合前に必ずこれを作るといった「勝負メシ」はありますか。やっぱりハンバーグ?

 試合前はこれっていうのは決まってなくって、極力ハンバーグを出してあげたいなとは思います。ただ、ハンバーグは脂質や糖質が多いので、健康にも気遣い木綿豆腐と合挽肉を半々ぐらいで豆腐ハンバーグ(※レシピはのちほどご紹介)を作っています。木綿豆腐はたんぱく質がけっこう多く入っていて、それにヘルシーなので、私にもうれしいし(笑)。日によりけりで、合挽肉を鶏挽き肉にするときもありますね。

--ハンバーグのバリエーションも多くて、ソースもいろいろ工夫されていますね。

 バリエーションも工夫したりしますけど、旦那さんは自分でケチャップとソースをフライパンで混ぜて、それをかけるのが好きらしいんです。それやって、それやってって毎回言われるんですけど、試合の前の日とかは、やはり体調管理も含めてトマトで煮込んだりとかしてます。トマト缶をちょっと潰して入れて、お塩とオリーブオイルで煮込みます。トマトはミネラルが豊富というのもポイントです。

--ちゃんと言うことを聞いてくれますか?

 言うことは聞いてくれますね。魚のとき以外は、だいたいは聞いてくれます(笑)。

--毎日の食事作りで、面倒くさいなぁとか、たまにはそういう日もあると思いますが、そういうときでも食事作りを楽しむコツはありますか?

 結婚前から旦那さんは選手同士や後輩を連れてよく外食をしていて、私と付き合ったから、結婚したからってあんまり環境を変えてほしくないので、そういう付き合いも大切にしてほしいと思ってます。だから今でも、ガンガン外に食べに行ってもらってます。1週間の半分ぐらいは家で食べますけど、2日か3日ぐらいは外食をしてきたりしてます。そういうとき、たまには私も一緒に連れて行ってもらったりとか、2人で外食に行ったりとかもするので、それが息抜きになっていますね。

 それから楽しむコツというか、私が食べたいものを作ることですかね(笑)。あとは食材を上手く使い回して時短するのもコツです。たとえばハンバーグを作って、次の日余ったタネをロールキャベツにしちゃおうとか、ちょっと楽するじゃないですけど、そういうこともしつつ、楽しんでます。いろいろ工夫しながら、考えながらやるのが楽しいですね。

●豆腐ハンバーグ(煮込み)のレシピ
<材料(2人分)>
木綿豆腐…1/2丁
合挽き肉…150g
パン粉…1/2カップ
玉ねぎ…1/2個
卵…1個
コンソメ(キューブ)…1/2個
塩・コショウ…適量
ナツメグ…適量

【ソース】
トマト缶…1缶
塩…適量
オリーブオイル…適量

<作り方>
1.木綿豆腐は軽く水を切る。
2.玉ねぎはみじん切りにし、レンジで2分ほど加熱して冷ましておく(油で炒めてもOK)。
3.ボールに合挽き肉、木綿豆腐、パン粉、玉ねぎ、卵、砕いたコンソメ、塩・コショウ、ナツメグを入れ、よくこねてハンバーグの形にする。
4.フライパンに油(分量外)を熱して3を入れ、焼き色がついたら裏返し、中まで火が通るまで焼き、取り出す。
5.同じフライパンに【ソース】の材料を入れてひと煮立ちさせる(※トマト缶のトマトは潰してから入れる)。そこへ4のハンバーグを戻して煮込む。

《丸高愛実さんが教えてくれたそのほかのソースバリエーション》
*和風ソース
ポン酢…大3、みりん…大2、醤油…大1、砂糖…大1、酒…大1、バター…10g

*柿谷選手が作るハンバーグソース
ケチャップ…大3、中濃ソース…大2、酒…大1

⇒<後編>へ続く

[プロフィール]
丸高愛実(まるたか・まなみ)
タレント・女優。1990年生まれ。東京都出身。エイベックス×週刊プレイボーイのオーディション「TOP OF グラビア」のグランプリ受賞を経てデビュー。テレビ朝日『ロンドンハーツ』をキッカケにブレイクし、さまざまなバラエティ番組で活躍。志村けんが団長の志村ファミリーとして、フジテレビ『志村の夜』にレギュラー出演中。そのほか、女優としてドラマや映画に出演とマルチな活動を続けている。夫はセレッソ大阪に所属するプロサッカー選手の柿谷曜一朗

▼後編はこちら

何でも話し合って2人でいる時間は一緒に行動する。サッカー柿谷曜一朗の妻・丸高愛実<後編>【アスリートの妻が教えるとっておきレシピ #4】 | 健康×スポーツ『MELOS』

<Text:京澤洋子(アート・サプライ)/Photo:小島マサヒロ>

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