2023年10月10日

腰痛の原因になりやすい「NG習慣」とは【男女別】 (2/2)

慢性的な腰痛には漢方薬もおすすめ

慢性的なつらい腰痛には、漢方薬を取り入れたケアもおすすめです。

漢方の世界では、腰痛は、血行不良や冷え、ストレス、加齢や体力の低下、悪い姿勢などによって腰や背中の筋肉が緊張し、硬くなってしまい、神経が刺激されることが原因と考えられています。

腰痛の改善には「血流をよくして痛みを改善する」「体を温めて筋肉をゆるめる」「自律神経を整えて心因性の痛みを和らげる」「加齢による体力の衰えを補い、痛みを和らげる」「全身に栄養を届け、関節や筋肉の機能を回復する」といった働きのある生薬を含む漢方薬を選びます。

漢方薬は、腰痛の原因にアプローチして根本からの改善を目指すことで、心身をより健康な状態に導きます。そのため、今起こっている症状の改善だけでなく、腰痛の予防にも役立ちます。

また、自然の生薬でできた漢方薬は、一般的に西洋薬よりも副作用が少ないとされている点もポイントです。

ここでは、腰痛でお悩みの方におすすめの漢方薬をご紹介します。

腰痛でお悩みの方におすすめの漢方薬

疎経活血湯(そけいかっけつとう)

不足した「気(き)」「血(けつ)」を補い、停滞した「水」の流れを改善し、痛みとしびれを取り去ります。腰痛をはじめ、関節痛や神経痛、筋肉痛など、幅広い痛みに使われます。

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

「腎(じん)」を補うことで腰の冷えを取り去り痛みに働きかけます。排尿障害、腰から下の冷えやしびれ、腰痛、脚のむくみなどに使われます。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

体内の「血」を補い、余分な水分を取り去ることで、痛みに働きかけます。腰痛の他、婦人科系疾患、むくみ、貧血症状にも用いられます。

ただし、漢方薬を選ぶときは、その人の状態や体質に合っているものを選ぶことが重要です。うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に合うのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。

漢方に詳しい薬剤師が一人ひとりに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅まで郵送してくれます。

この記事を書いた人

古城美季
古城美季(こじょう・みき)
ヨガインストラクター・ライター。2015年にRYT200(全米ヨガアライアンス認定)を修了し、3000時間以上の指導歴と、インストラクターのトレーナーとしての経験を持つ。ひとりひとりの心と身体に合わせたパーソナルなレッスンが得意。現在は、自分に適した漢方薬を、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方(オンラインAI漢方)」などで兼業ライターとしても活躍。ヨガと言葉を通して「心身の健康」や「心豊かな暮らし」のサポートができるよう心掛けている。
あんしん漢方(オンラインAI漢方)

<参考文献>
(※1)厚生労働省「国民生活基礎調査(2019年)
02 19結果の概要(3健康0525) (mhlw.go.jp)
(※2)厚生労働省「DK_安全衛生対策2013 腰痛対策」
1911-1_2d_0001.pdf (mhlw.go.jp)

<Edit:編集部>

1 2