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湿布の種類・成分・効果を解説。白い湿布と茶色の湿布、なにが違う?正しい使い方は? (1/2)

 打ち身や筋肉痛、関節痛、捻挫などの応急処置として、湿布を利用したことのある方は多いことでしょう。病院や治療院、またドラッグストアでも多くの湿布が販売されており、湿布は誰にとっても身近な存在です。湿布にはさまざまな種類があります。「どれを選べばいいのか分からない」と悩む方のために、目的別で見た湿布の種類と使い分けについて紹介します。

湿布とは

 湿布とは、患部に貼って治療を行うための医薬品です。一般的には、肩こりや腰痛などの筋肉の痛み、手首や肘・膝などの関節痛、捻挫、打撲などの症状に効果的とされています。

 湿布にはさまざまな種類があります。冷湿布もあれば温湿布もありますし、白いものもあれば肌色の薄いものもあるでしょう。しかしそれらの違いについて、理解している方は多くないはずです。実は湿布に含まれている成分や形状が異なり、特徴によって使い分けることができるのです。

湿布に含まれるおもな成分と効果

 ここでは、まず湿布に含まれるおもな成分をご紹介しましょう。

サリチル酸メチル

 冷湿布・温湿布と呼ばれる白い厚めの湿布には、おもに「サリチル酸メチル」という成分が配合されています。これは自然界にも存在する物質で、植物に含まれているものです。植物を患部に当てて痛みを抑えていたという言い伝えがあるなど、古くから消炎効果のある成分として活用されてきました。

カプサイシン

 温湿布には「カプサイシン」が含まれています。カプサイシンによって皮膚が刺激され、表面の血管が広がることによって血流量を増加させるのがおもな目的です。また、温湿布特有の熱感やヒリヒリとした感じは、このカプサイシンによる刺激によるもの。この刺激によって感覚神経を鈍らせ、痛みを感じにくくさせる効果が期待できます。

非ステロイド抗炎症薬

 インドメタシンやイブプロフェン、ケトプロフェン、ロキソプロフェン、フェルビナク、ジクロフェナクなど。湿布のパッケージに、よく書かれている成分名です。これらの成分は「非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)」と呼ばれ、消炎効果や鎮痛効果が高いとされます。そして、これら成分を含んだ湿布は“第二世代”として、痛みを抑える効果に優れているとされています。

 ただし、どの成分も大きな違いはありません。違いがあるとしたら、含有量の違いです。含有量が多いものは痛みを抑える効果が高い一方、刺激が強いことによって肌のかぶれなどの副作用が現れやすくなります。

湿布の種類

 湿布には成分の他に形状の違いがあり、大きく2つに分けることができます。

1. パップ剤 

 冷湿布や温湿布と呼ばれる、白く厚い湿布がパップ剤です。パップ剤の特徴は、医薬成分の他に水分を多く含んでいる点にあります。水分が蒸発することによって、患部の熱を下げる効果が高いのです。ただし肌との密着性が低く、ネットや包帯などで抑えていないと剥がれ落ちてしまうことが多いでしょう。また、水分が蒸発していくと時間とともに効果が低下したり、湿布が固くなってしまうため、こまめな交換が必要です。

2.プラスター剤(テープ剤) 

 薄く肌色の湿布がプラスター剤です。四角やテープ状など貼りやすい形になっており、皮膚との密着性が高くなっています。そのため、よく動く関節や筋肉に貼っても剥がれ落ちる心配がほとんどありません。

 プラスター剤に含まれている成分には、インドメタシンやジクロフェナクなどの鎮痛効果が高い成分が多く、第二世代の湿布はほとんどがこのプラスター剤です。長時間の使用が可能な反面、密着性が強く剥がすときに皮膚を傷めたり、長時間の使用によって皮膚にかゆみやかぶれなどを引き起こす場合があります。

次ページ:湿布の使い分け方を解説

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