ウェルネスフード
2025年1月15日

コンビニサラダやカット野菜に“栄養がない”ってホント?管理栄養士が回答 (1/2)

野菜不足を手軽に補えるコンビニのカット野菜やサラダですが、「栄養がない」という噂があります。本当なのでしょうか?

MELOSで過去公開した『「市販のカット野菜は栄養がない」ってホント?』という記事から、カット野菜やサラダの栄養についてピックアップしてご紹介します。

「カット野菜やサラダは栄養がない」という噂について

市販のカット野菜やサラダは、水溶性ビタミンの一部が流れてしまいます。

そのため、理論値より低い摂取量となりますが、それ以外の栄養素は摂取できると考えられます。

なぜ? ビタミンが流れてしまう理由

スーパーやコンビニで売っているカット野菜やサラダは、厚生労働省が作成した「大量調理施設衛生管理マニュアル」に則って製造・加工されています。

このマニュアルには、集団給食施設などにおける食中毒を予防するため、細かい衛生基準や食材の取り扱いについて書かれています。

そのなかで、野菜を加熱せずに使用する場合には「流水で十分洗浄し、必要に応じて次亜塩素酸ナトリウムなどで殺菌した後、流水で十分すすぎ洗いを行う」というルールが決められています。この工程で、水溶性のビタミンやミネラルが一部流れ出てしまいます。

しかし、それ以外の3大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)や食物繊維などはほぼ残存します。

ただ、これは市販品のカット野菜やサラダ以外にも言えることです。

野菜に多く含まれる水溶性ビタミンは、水に溶けやすいのが特徴です。調理の際に水で洗ったり、水に浸けるだけで流れ出ていってしまいます。

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