【二重あご解消】“ガムを噛むこと”でフェイスラインが引き上がる可能性 (1/2)
株式会社ロッテは、ガム咀嚼とフェイスラインに関する研究を実施し、「ガムを噛むことによる咀嚼筋などへの作用がフェイスラインの引き締めに影響すること」を確認しました。
歯科衛生士でありフェイスニング公認講師の石野由美子先生は、「噛むことは、顔周りの美容につながります。頬のたるみや口元のリフトアップ、あごの下や首周りの筋肉も引き上げられるため、デコルテからフェイスライン部分も引き締められ、小顔対策につながります」とコメントしています。
朗報! ガムを嚙むことで顔瘦せに繋がるかも
ロッテが実施した研究では、21-49歳代の女性56名を対象に、ガムを噛むことによるフェイスラインへの影響を評価しました。
研究では、8週間にわたり1日3回、毎食前に1回2粒×10分間のガム咀嚼を行うガム咀嚼群と、ガムを摂取しない無摂取群に分けて実験が行われました。
研究の結果、8週間のガム咀嚼トレーニング(ガムトレ)を行ったガム咀嚼群では、無摂取群と比較して、左右のフェイスライン角度が有意に増加しました。
また、顎下皮膚弾力性における振幅最大値も有意に低下する結果が見られました。これは、ガム咀嚼によって咀嚼筋などへの作用がフェイスラインの引き締めや顎下のたるみに影響を及ぼす可能性を示唆しています。
アンケート結果からも、ガム咀嚼群の参加者は試験前と比較して、顔のラインや肌状態の改善を感じている割合が有意に多かったと報告されています。
これにより、ガムは忙しい女性にとって、ながらでできるたるみ対策として有用である可能性が示唆されています。
ガムを嚙むとエラが張るのでは?
一方で、一定数の生活者はガムを噛むことによってエラが張ると思い込んでいることがわかりました。
この研究結果を知った上で、「ガムを噛むことでエラが張る」と思っている人もいますが、石野先生によれば、普通にガムを噛んでいる限りエラが張ることはないとしています。
ガムを噛むことで期待できるメリット
ガムを噛むことには、複数のメリットがあると石野先生は語ります。
ガムを効果的に噛むことで期待できる美容メリット
- フェイスラインの改善
- 顔の筋肉の血流増加で肌のハリやシワ改善
- すっきりとした鎖骨ライン
- 自然な笑顔、豊かな表情作り
ガムを噛むことにより、口周りの筋肉を動かすことができ、フェイスラインの改善だけでなく、口周りの筋肉の衰えを改善する効果もあります。鼻の下や頬の筋肉のストレッチにより血流が増加し、肌のハリやほうれい線の改善にも期待が持てます。
また、表情筋がやわらかくなり、自然で明るい笑顔を作ることができるとされています。ガムを噛むことで唾液を飲み込むことも重要で、これは首周りの筋肉の運動になり、鎖骨ラインにも良い影響があると考えられています。
ガムを嚙むことで健康、心にも良い影響が!
ガムを噛むことには、美容メリットだけでなく、さまざまな効果があります。ロッテが実施した研究では、食後のガム咀嚼がエネルギー消費量を増加させることがわかっています。
また、ガムを噛みながらウォーキングすると、ウォーキング中の消費カロリーが高まることも確認されています。さらに、頭皮血流や自律神経のバランス、唾液中の免疫物質にも影響を与えるとされています。
ガムを噛む人の主な理由は、口臭ケアやエチケットのため、眠気覚まし、気分転換、口が寂しいからなどが挙げられます。石野先生によれば、美容や健康、心にも一石三鳥のメリットをもたらしてくれるガムを日常的に取り入れることをおすすめしています。
次ページでは、ガムの嚙み方や量をお伝えしています。