ライフスタイル
2024年1月23日

アウトドアはストレスを減らす。自然がもたらす心身への効果が明らかに

アウトドア事業を展開しているURAKATA株式会社は、20代~40代の会社員10名を対象に、自然環境での滞在が心身に及ぼす効果を検証し、実証するためのアウトドア体験イベントを実施しました。

自然の中でしか得られない効果が明らかに

アウトドア体験前と比較した結果、唾液コルチゾール値(ストレスホルモン)は平均16%減少。

10%以上の低下が見られた参加者は全体の78%に達し、アウトドアがストレス軽減に寄与することが明らかになりました。

また、POMS検査短縮版(30の質問に回答し、緊張、抑うつ、怒りなど6因子を測定するテスト)では、不安や落ち込み、怒り、疲労が70%以上減少する一方で、活気が約16%向上しました。

このアウトドア体験イベントは、1泊のキャンプ体験と、カヤックやサイクリング、サウナなどのアクティビティ、さらにマッサージ、ヨガ、ハンモック、ウォーキング、焚火などのリラックスコンテンツを組み合わせて実施されました。

これにより、自然環境での過ごし方が心身の疲労を癒す可能性が示唆されました。

心の病を抱える人の割合が多いのは30代~40代

公益財団法⼈ ⽇本⽣産本部メンタル・ヘルス研究所が発表した2021年12⽉第10回「メンタルヘルスの取り組み」に関する企業アンケート調査結果*1によると、2002年から21年にかけて心の病を抱える人の割合が多いのは、30代~40代となっています。

気づかぬうちに溜まっているストレスは、アウトドア(自然)でこまめに解消できるかもしれない。同社は、今回の検証結果を踏まえ、アウトドア体験イベントを今後パッケージ化し、企業合宿や福利厚生として提供する計画を進めています。

<Edit:編集部>