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【湿布の種類と成分】温湿布と冷湿布、なにが違う?効果的な使い方は? (2/2)

湿布の使い分けについて

 これらの特徴を踏まえ、湿布を使い分けると効果がさらに高まります。以下の方法についても、ぜひチェックしてみてください。

急性のケガの場合は“冷湿布”

 スポーツ中のケガや捻挫、打撲、ぎっくり腰などの急性のケガの場合、患部が炎症することによって熱を持って腫れたり、赤みを帯びてきます。炎症が広がると痛みが強くなり、治るのに時間がかかるため、まずはアイシングで一刻も早く患部を冷やし、炎症を抑えることが重要です。

 急性のケガの場合は“冷湿布”を使って患部の炎症を抑え、熱を下げることが効果的な治療法です。温湿布や第二世代の湿布には、冷やす効果がないため適していません。炎症が収まる1週間程度は冷湿布を施しましょう。

アイシングの目的は、血行を悪くさせることです。「血行を悪くさせるとよくないのでは?」と思う人がいるかもしれませんが、ケガは筋肉や靭帯、腱などの組織の損傷によって炎症を起こします。血流が良いとどんどん炎症が広がってしまい、痛む範囲が広くなったり腫れがひどくなったりなど、炎症が引くまでの時間が長くなってしまうのです。

そのため、アイシングによって血行を悪くさせ、炎症を最小限にとどめられるようになります。また、神経の働きを抑え、痛みを感じにくくさせるという効果も期待できる処置です。

関連記事: スポーツ時の打撲・捻挫・突き指は「アイシング」で応急処置。患部を冷やす" RICES"の効果とやり方

慢性的な痛みの場合は“温湿布”や“第二世代の湿布”

 慢性的な痛みの場合、血行の悪さや筋肉の緊張が原因となって痛みを引き起こします。その際に効果的なのは、“温湿布”や“第二世代の湿布”です。

 温湿布のカプサイシンは血行を促進し、慢性痛の症状を改善させます。また、第二世代に含まれている鎮痛成分も痛みを和らげてくれるでしょう。慢性的な痛みの場合、冷湿布を使用すると冷え感によって痛みを増幅させてしまう場合があるので注意してください。

スポーツ後の筋肉疲労は“第二世代の湿布”

 スポーツ後に筋肉疲労が気になる場合は、“第二世代の湿布”を使用しましょう。強力な消炎・鎮痛効果があり、筋肉の疲労を軽減する効果が期待できます。スポーツ後に動かすと痛みがあるようであれば、気づかないうちにケガをしている可能性も考えられるでしょう。その場合は“冷湿布”を使用してください。

 残念ながら、運動後に湿布を使用したからといって後日起こる筋肉痛(遅発性筋肉痛)を防ぐことはできません。筋肉痛は、しっかり筋肉を動かした証であると認識しておきましょう。

筋肉痛になってしまったときの対処法

アイシングで筋肉の炎症を抑える

 運動で熱を持った筋肉に対してアイシングすることで、炎症を抑えることができます。氷嚢やビニール袋に氷水を作り、筋肉に10~20分当てて冷やしましょう。運動直後に行うと効果的です。

ウォーキングや入浴などの軽い運動を行う

 筋肉痛が出ているときでも、ウォーキングなどの軽い運動を行うことで血行が促進され、筋肉痛を早く解消することができます。お風呂に入ってカラダを温めるのも効果的でしょう。水の浮力によって抗重力筋の負担が減り、筋肉の緊張が重力から解放されるのです。

関連記事:「筋肉痛」はなぜ起きる?痛みの予防方法は?筋肉痛のよくあるギモンも解説

痛みの種類によって使い分けると効果的

 痛みの種類によって湿布を使い分けることで、痛みを効果的に抑えることが可能です。もちろん個人差がありますので、自分自身の体に合った湿布を探してみると良いでしょう。

 ただし、湿布はあくまでも応急処置のための医薬品です。痛みが長引くようであれば患部以外に原因がある場合が多いので、必ず医療機関を受診するようにしてください。

<Text:和田拓巳/Photo:写真AC>

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