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ビジネス界で話題の「マインドフルネス」。実践すると、どんな効果がある? (1/3)

 「マインドフルネス」は、現代のトップ・ビジネスマンなどに利用される瞑想法の一種として注目を集めていますが、一方で名だたるスポーツ選手たちもその効能を認めています。

 例えばサッカーの長友佑都選手は著書『ヨガ友』(飛鳥新社刊)の中でマインドフルネスについて言及していますし、大相撲の琴奨菊関が取組前に行う「琴バウアー」と呼ばれる動作もマインドフルネスの一環とのこと。他にもバスケットボールのマイケル・ジョーダン選手、テニスのジョコビッチ選手などなど、世界的なアスリートたちがマインドフルネスを取り入れていると言われています。

 マインドフルネスは集中力を高め、自分の最高のパフォーマンスを引き出してくれるものということですが、それはつまり『テニスの王子様』や『黒子のバスケ』といったスポーツ漫画に出て来る「ゾーン」の状態ということ!? なんてことを期待する人もいるのではないでしょうか。

 そこで今回、マインドフルネスがスポーツ競技者に与える影響についていくつも研究論文を発表している、筑波大学の雨宮怜特任助教にお話を伺いました。はたしてスポーツ分野におけるマインドフルネスの効能とは?

マインドフルネスの起源が仏教

――初めに「マインドフルネス」の意味を教えていただけますか?

マインドフルネスはもともと仏教から来ています。仏教での瞑想というと「悟りを開く」といったことを連想されると思うんですけど、マインドフルネスは悟りに至る過程の1つである「正念(しょうねん)」から宗教色を取り除いて、より皆さんが使いやすいようにしたものと言われています。

その解釈は人によっていろいろなのですが、一番有名なのは、ジョン・カバットジン博士が言った「意図的に、この瞬間に、価値判断せずに、注意を向けること」でしょうか。他にも「今の自分の状態に気づいて、それを受け入れること」、「今の自分の体験に気づいて、自分を守る姿勢」と言ったりもしますね。僕がアスリートに伝えるときは、一言で「自己客観視能力」と説明したりもします。

▲取材では、スポーツ学部の学生を迎え、マインドフルネスのプログラムを実際に見せていただいた。前に座る雨宮先生が優しい語りかけで、意識の集中をうながしていく

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