ウェルネスフード
2024年9月4日

秋バテ、残暑疲れ解消に!意外と知らない「小松菜」の栄養と食べるメリット (1/2)

猛暑が落ち着いたにもかかわらず、体がだるい、疲れが取れない、食欲がないなどの症状を感じていませんか? 気温差が激しい季節の変わり目は、ストレスや疲れがたまり自律神経が乱れやすくなります。

こうした秋バテや残暑疲れにおすすめしたい食材が「小松菜」です。普段何気なく取り入れている「小松菜」ですが、自立神経をととのえる“カルシウム”や、倦怠感や疲労感を補う“鉄分”が豊富に含まれており、栄養価が高いだけでなく、野菜の価格高騰にも負けず、お値段も安定している食材です。

今回は、秋バテの原因と代表的な症状、そして秋バテを解消する小松菜の栄養についてお届けします。

高栄養価な優秀野菜「小松菜」

小松菜は、カルシウムや鉄分、ビタミンC、カロテンなどを多く含み、栄養素が高い食材です。とくにカルシウムは100g あたり約170mg 含まれており、野菜の中でもずば抜けて多いのが特長です。

また、カルシウムや鉄分は、自律神経を整え、疲労回復の働きがあるため、自律神経のバランスが崩れやすい季節の変わり目に積極的に摂りたい食材です。

■カルシウム・鉄分
カルシウムは、100gあたり約170mg含まれ、ほうれん草の3倍以上、鉄分は100gあたり約2.8mg含まれており、どちらも野菜の中ではトップクラスの含有量です。

■ビタミンC
100gあたり約39mg含まれ、抗酸化作用に寄与します。熱に弱く、水に溶けやすいため生で食べることで、より効果が期待できます。

キユーピー株式会社 食と健康推進プロジェクトの管理栄養士・仁田友香さんは、小松菜について以下のコメントをしています。

小松菜には、秋バテなどの身体の疲労回復に欠かせない、ビタミン類、カルシウムや鉄分が含まれます。βカロテンやビタミンC等の抗酸化作用を持つ栄養素も豊富なので、免疫力を高めることにもつながります。
栄養価が高いだけでなく、調理が簡単なのも嬉しいポイント。小松菜はアクが少なく、そのままでもおいしく食べることができます。また、ビタミンKなどの脂溶性ビタミンは、油と一緒に食べると吸収率があがるので、マヨネーズやドレッシングをかけてサラダで食べるのがおすすめです(管理栄養士・仁田友香さん)

「実は生で食べられる」火を使わず時短調理がかなう

小松菜はアクの成分であるシュウ酸が少ないため、下ゆでせずにそのまま調理して食べることができま
す。サラダにぴったり! ドレッシングをかけていただきましょう。

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