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2024年10月1日

烏龍茶に期待できる効果とは。飲み過ぎるとどんなデメリットがある?[薬剤師監修] (2/2)

烏龍茶以外に健康効果の高いお茶と効果

健康効果の高いお茶は、烏龍茶だけではありません。烏龍茶以外にも健康にいいと言われているお茶を紹介します。

緑茶

烏龍茶と同じ茶葉で作られているお茶が緑茶です。茶葉を発酵させていないものが緑茶、半分ほど発酵されたものが烏龍茶です。

そんな緑茶は、殺菌作用を持つカテキンを豊富に含むお茶です。そのため、緑茶を飲むことでインフルエンザや風邪を予防する効果が期待できます。

さらに、カテキンは免疫細胞を活性化させるため、免疫力を高める働きも期待できます。既にインフルエンザや風邪にかかった方も、緑茶を飲んで免疫力を高めましょう。

緑茶に含まれるテアニンという物質は、「アルファ波」といって、リラックスしているときに多く発生する脳波を出現させることが知られています。

テアニンは脳の興奮を抑えて神経を鎮める働きをするため、ストレスを緩和して快適な睡眠をもたらしてくれるでしょう。

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紅茶

緑茶と同じく、紅茶も烏龍茶と同じ茶葉で作られています。半分ほど発酵されたものが烏龍茶で、完全に発酵されたものが紅茶です。紅茶はポリフェノールが豊富に含まれているため、老化を予防する効果が期待できます。

また、緑茶同様にカテキンやテアニンも含まれているため、風邪の予防やリラックス効果も期待できるでしょう。

医師が考える、紅茶を飲むメリットとは

黒烏龍茶

黒烏龍茶は、2006年にサントリーが発売した商品名です。独自の製法によって、「烏龍茶重合ポリフェノール(OTPP)」という物質を含んでいます。

食事と一緒にOTPPを摂ることで、食後の血中中性脂肪の上昇を約20%抑制できると言われています。

また、食事と一緒に1回350mL、1日2本を継続的に飲むことで、体に脂肪をつきにくくし、脂肪の排出量を増やす効果も期待できるようです。

ドクダミ茶

ドクダミ茶は、脂肪の吸収を抑え体内の余分な老廃物を体外に排出することで、水太りやむくみ、便秘を予防する効果が期待できます。

「フラボノイド」という成分を含み、シミやそばかすの予防や、血行促進による肩こりの緩和、くすみやくまを解消する効果もあります。

さらに、フラボノイドは抗アレルギー作用を持っているため、花粉症やアレルギー性鼻炎などの、季節性のアレルギー症状を緩和する効果も期待できます。

飲むだけではなく、使い終わった茶葉をティーバッグに入れて浴槽に入れることで、湿疹やあせも、かぶれを改善する効果もあると言われています。

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麦茶

麦茶は穀物である大麦を原料としているため、茶葉を原料とする烏龍茶や緑茶とは異なりカフェインが含まれていません。妊娠中や授乳中の方も安心して飲めるでしょう。

ミネラルを豊富に含むため、水分と同時に栄養を補給することもできます。とくに、カリウムとカルシウムが豊富なため、むくみに悩む方や骨や歯を丈夫にして骨粗しょう症を予防したい方におすすめです。

その他にも、美肌を維持したり血液をサラサラにして動脈硬化を予防したり、体を温めて冷えを予防する作用もあります。

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監修者プロフィール

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり


薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師を経て食養生の大切さに気付く。牛角・吉野家他薬膳レストラン等15社以上のメニューも開発。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で薬剤師を務める。

<Edit:編集部>

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