ウェルネスフード
2025年2月4日

玄米茶の効果とメリット・デメリット。なぜダイエットにいいと言われる? (2/3)

玄米茶を飲みすぎると、こんなデメリットも!

玄米茶は、飲むときに一応の注意点があります。

カフェインが含まれている

緑茶や紅茶、コーヒーなどと比較すると少ないとはいえ、玄米茶にも100gあたり10mg程度のカフェインが含まれています。

夜寝る前に飲んでも寝つきが悪くなることはめったにないと言われていますが、妊娠中や授乳中、子どもは摂取量に注意しましょう。

カフェインの1日あたりの摂取目安量は、健康な成人で400mg、妊娠中の女性で300mgほど。

玄米茶だけでカフェインの摂取目安量をオーバーすることはなくても、チョコやココア、烏龍茶、コーラなど案外いろいろな食材に含まれているため、うっかり摂り過ぎないように意識する必要があります。

スポーツ時には適さない

体にいい玄米茶ですが、スポーツ時の水分補給としてゴクゴク飲むには適していません。カフェインを含むお茶には利尿作用があるため、水分を効率的に吸収できず脱水状態に陥るおそれがあります。

玄米茶に含まれるカフェイン含有量は少ないとはいえ、麦茶など、ほかにも適した水分補給ドリンクはたくさんあります。

なぜ「麦茶」は運動時の水分補給に最適なのか?専門家に聞いてみた

玄米茶と煎茶、番茶は何が違う? 違いは……

玄米茶=炒った玄米+煎茶&番茶

玄米茶は、炒った玄米に、ほぼ同量の煎茶と番茶を加えることで作られます。

お茶の使用量が少ないのでカフェインの含有量が少なく、苦みも控えめであるため飲みやすいと言われています。

煎茶(せんちゃ)=緑茶の一種

煎茶は、茶葉の若葉を摘んで作られる代表的な緑茶です。茶葉を摘み取るまでは日光を浴びて育っているのも特徴のひとつでしょう。

煎茶の代表的な健康効果は、ポリフェノールのコレステロール値や血圧、血糖値を下げることによる高血圧や糖尿病の予防です。また、カテキンを豊富に含むため、免疫機能を高めてインフルエンザや風邪を予防することもできるといわれています。

番茶=硬くなった茶葉や不揃いの茶葉

番茶は、摘み残ったことにより硬くなった茶葉や、その他のお茶の製造過程で使われなかった不ぞろいの茶葉で作られるお茶です。

さっぱりとした味わいで、カフェインの含有量が少ないという特徴があります。番茶の代表的な健康効果は、カテキンによる血中コレステロール量や体脂肪の低下作用です。

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