知らなかった!「もち麦」の“目からウロコ”の食べ方&アレンジレシピ[料理研究家監修] (1/2)
今、もち麦が再び注目を集めています。コンビニ各社では、もち麦入りのおにぎりが続々と登場。さらに、飲食店のメニューや食品メーカーの商品にも採用が広がっています。ここ最近の“もち麦ブーム"の背景には、健康志向だけでなく、もち麦の「保水性」という意外な特徴が。
そこで、料理研究家の浜内千波先生に「ゆでもち麦」を使った簡単でおいしいレシピをお聞きしました。
もち麦の新常識!「ゆでもち麦」で料理の幅が広がる
「もち麦はご飯にまぜて食べるイメージですが、ゆでもち麦は調味料やおかずに混ぜたりすることでボリュームがアップし、食物繊維もしっかり摂れる優れものです」と浜内先生はいいます。ゆでもち麦は、作り置きして冷蔵保存すれば、いつでも手軽にちょい足しできます。
ゆでもち麦の作り方は至って簡単。「沸騰したお湯に市販のもち麦を入れ、15~20分ほどゆでます。お好みの硬さにゆで上がったらざるにあげ、水でぬめりを洗い流すだけ。味付けは不要で、できあがったものは密閉容器に入れて冷蔵庫で保存できます」(浜内先生)
時短料理の強い味方!ゆでもち麦の冷凍保存テクニック
ゆでもち麦は冷凍保存もできる優れものです。一度にたくさんゆでても、冷凍保存しておけば、料理時に手間なくアレンジできます。また、小分けにして冷凍すると、いつでもおいしいもち麦が好きな量だけ使えて便利です。
ここからは浜内先生が教える、使いやすい保存方法をご紹介します。
密封袋で板状に
ゆでたもち麦の水気をしっかり切って密封袋に入れ、薄い板状になるように伸ばします。菜箸などで板チョコのように筋目を入れてから冷凍すると、筋目に沿って割れるので便利です。
キューブで小分けに
製氷皿を利用すると、ゆでたもち麦を手軽に小分けできます。凍ったら製氷皿から外し、密封袋に入れて保存。少量の冷凍キューブは、いろいろな料理に少しずつ使えるので便利です。
毎日の食事に取り入れやすい! ゆでもち麦の可能性
「ゆでもち麦は様々な料理に加えることができ、栄養バランスを整えるのに役立ちます。特に、食物繊維が豊富なので、腸内環境の改善にも期待できます。また、もち麦特有のもちもちとした食感が加わることで、噛む回数が自然と増え、満腹感も得られやすくなります」と浜内先生は説明します。
ただし、急に多量に摂取すると消化器系に負担がかかる可能性があるため、少量から始めて徐々に増やしていくことをおすすめします。
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