自律神経を整える方法「1位」は?食べ物、運動、音楽、ストレスケア…どれ優先⁉ (3/4)
自律神経が乱れているサインはさまざまありますが、よく聞く症状としてはどんなものがあるでしょうか。
自律神経が乱れていると、次のような症状が現れることがあります。以下のチェックリストで、自分の体調を確認してみてください。当てはまる項目が多いほど、自律神経が乱れている可能性が高いです。
自律神経の乱れチェック項目
睡眠に関する症状
- [ ] 寝つきが悪く、なかなか眠れない
- [ ] 夜中に何度も目が覚める
- [ ] 朝起きても疲れが取れず、だるさを感じる
慢性的な疲労感
- [ ] 十分に休んでも疲れが取れない
- [ ] 体がだるく、常に重い感じがする
- [ ] 集中力が続かず、ぼんやりすることが多い
頭痛やめまい
- [ ] 繰り返し頭痛が起こる
- [ ] 立ち上がるとめまいや立ちくらみがある
- [ ] 強いストレスを感じると頭痛がひどくなる
消化不良や胃腸の不調
- [ ] 胃がムカムカすることがある
- [ ] 食欲がない、または食べても消化が悪い
- [ ] 便秘や下痢を繰り返している
心拍数や動悸の変動
- [ ] 何もしていないのに急に心臓がドキドキする
- [ ] 心拍数が速くなったり不規則になったりすることがある
- [ ] ストレスを感じると動悸がする
手足の冷えやほてり
- [ ] 手足が冷たく感じることがよくある
- [ ] 逆に、体や顔が急にほてることがある
- [ ] 季節や室温に関わらず、体温調整がうまくいかない
チェック結果と対策
以下の区分けに基づいて、自分に合った対策を取ることが大切です。
⇒それぞれ一つだけ当てはまる場合
一つの症状に当てはまる場合、自律神経が乱れ始めているサインかもしれません。早めにストレスケアや生活習慣の見直しをすることで、深刻な症状になる前に改善することが可能です。
おすすめの対策
ストレスケア: 深呼吸や短時間の瞑想を毎日5〜10分取り入れるだけでも、心身のリラクゼーションに役立ちます。とくに、忙しい日常の合間に「リラックスする時間」を意識的に作ることをおすすめします。
睡眠の質を向上: 就寝前の1時間はスマホやパソコンをオフにし、リラックスした環境で睡眠に備えることが大切です。また、短時間の昼寝を取り入れていなければぜひご検討ください。日中のパフォーマンスが改善されます。
⇒二つ以上当てはまる場合
二つ以上当てはまる場合は、自律神経が乱れている可能性が高いです。この状態を放置すると、さらに症状が悪化することがあるため、早めに対策を取ることが必要です。
おすすめの対策
ストレスケアを最優先: 自律神経を整えるためには、まずストレスケアが必要です。先ほどお話しした「トータルでの睡眠時間確保」や「寝つきを良くするルーティン」に取り組み、毎日のストレスをリセットすることが大切です。また、運動や食事の改善も並行して行うことで、心身の状態が大幅に改善されます。
適度な運動: 週に3〜4回、15〜30分程度の軽い有酸素運動(ウォーキングやジョギング)が効果的です。運動後には副交感神経が優位になり、ストレスが和らぎます。
バランスの取れた食事: 発酵食品や野菜、果物を中心にバランスの取れた食事を心がけましょう。腸内環境を整えることで、副交感神経の働きが促進され、全体のバランスが改善されます。
このチェックリストを通じて、どの症状に当てはまるかを確認し、早めにストレスケアや生活習慣の見直しに取り組むことが、自律神経のバランスを整える第一歩です。
忙しい方であっても、ストレスケアや適度な運動、バランスの良い食事を取り入れることで、体調の変化を実感できるはずです。とくに複数の症状が出ている場合は、早急に対策を始めることが重要です。
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