ヘルス&メンタル
2025年1月24日

免疫力低下につながる「してはいけないこと」とは?やりがちなNG習慣6つ

免疫力に深く関係しているのが、最近よく聞く「腸内環境」です。

そんな腸内環境を悪化させる生活習慣について、腸内フローラ検査「マイキンソー(Mykinso)」を開発した株式会社サイキンソー取締役副社長/co-CEO 竹田綾さんのインタビュー記事より、一部抜粋してお届けします。

花粉症対策は「腸内環境を整える」が近道!症状軽減につながる“免疫力を高める方法”とは

なぜ「腸内環境を整えること」が免疫力アップにつながるのか

ここでの「免疫力」とは、人体がもつ免疫機能・体が病原体や外部からの攻撃に対して防御するちからを指すとしますね。

腸には体の免疫細胞の 60 ~ 70 % ほどが集まっているといわれています。まさに健康を司る重要な臓器ですね。免疫細胞が集まっているからこそ、腸を大切にすることが免疫力の向上に繋がるのです。

免疫力を低下させるNG行動! 腸内環境を悪化させてしまう生活習慣

免疫細胞の多くが集中している腸。腸内環境が悪化すると、免疫力の低下にも繋がってしまいます。腸内環境を悪化させる以下のポイントに注意しましょう。

  • いつも同じメニューの食事、野菜を摂らない
  • 過食
  • 過度の飲酒
  • 1日中座りっぱなし
  • 運動習慣がない
  • 睡眠不足

このような行動や生活習慣は、腸内環境の悪化を加速させてしまう一因になるため気を付けましょう。

次:こんな不調は要注意! 腸内環境が悪化しているサイン

こんな不調は要注意! 腸内環境が悪化しているサイン

次のような不調が出てきたら、腸内環境が悪いサインかもしれません。いつもより腸を労わってみることをおすすめします。

便秘・下痢・お腹の張りなど

まず代表的な症状として、お腹まわりの不調が挙げられます。

毎日トイレで「便」チェックを習慣化し、形や色などを確認しましょう。いつもより便が出ない、下痢の頻度が高い気がするときは腸にも注意を向けましょう。

花粉症などアレルギーのお悩み

腸内環境が崩れると免疫機能の低下につながる可能性が高く、結果としてアレルギーの発症や重症化を引き起こす可能性が高いと言われています。

例年よりも症状が重いと感じる際は、腸も意識してみてください。

肌荒れ

腸内環境が乱れると体内で炎症が起こりやすくなり、ニキビができやすくなるなど肌にも影響があります。

体重の増加

腸内環境が乱れていると、脂肪が蓄積されやすく体重も増加しやすくなる傾向があります。

メンタルの不調

「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンの大部分は腸内で作られるなど、腸と脳はお互いに影響しあっていることがわかっています。

いつもより少し気だるい、気分が重いと感じるときも腸をいたわってみましょう。

なぜ「腸内環境を整える」ことがメンタルケアにつながるのか

監修・執筆者プロフィール

株式会社サイキンソー 取締役副社長 執行役員 co-CEO
竹田綾(たけだ・あや)

高校卒業後に渡米し、フロリダ州立大学で分子生物物理学の博士号を取得。帰国後、DNA解析受託サービスを行う企業にて、企業・アカデミア向けにコンサル営業を主に担当。出産を期に「食と健康」に興味を持ち腸内細菌叢の可能性に魅せられ、第二子出産後すぐに、腸内フローラ検査「マイキンソー(Mykinso)」を手がけるサイキンソーを共同創業。CSOとしてサイエンス領域の統括や研究受託サービスなどを推進した後、2024年1月に取締役副社長に就任。プライベートでは小学5年生と3年生の2児の母であり、子育てと3匹の猫の世話に奮闘中。

<Edit:編集部>