
ウェルネスフード
2025年2月17日
ゴマを食べ過ぎるとどうなる?管理栄養士が語る「意外なデメリット」 (1/2)
ゴマは体にいい。セサミンなどの栄養成分は有名ですよね。しかし、小さい薬味のためついかけすぎたり、担々麵やゴマ団子などで大量に摂取してしまうことも。
ゴマは、食べ過ぎるとどうなるのでしょうか。太る、腹痛や下痢、アレルギーを引き起こすなどのウワサもあります。
ゴマの1日の適量や、栄養効果をきちんと引き出す食べ方とは。管理栄養士・望月 理恵子さんに聞きました。
ゴマを食べ過ぎるとどうなる?
望月さん:ゴマを食べ過ぎると、太る・ニキビが増える・便秘が悪化するといった反応が現れる可能性があります。
デメリット1 体重増加
ゴマは脂質が多く含まれており、100gあたり脂質は54.2gも含まれています。そのためゴマを食べすぎると、脂質の過剰摂取につながり、脂肪が蓄積します。
デメリット2 ニキビが増える
ゴマには脂質が多く含まれているため、食べすぎることで皮脂分泌が増え、ニキビができることがあります。
ニキビは過剰な皮脂分泌で、毛穴の中に皮脂がたまることで起こります。
デメリット3 便秘が悪化する
ゴマには水に溶けにくいタイプの「不溶性食物繊維」が多く含まれています。
精神的なストレスなどが原因で起こる痙攣性便秘を引き起こしやすい人が食べすぎると、不溶性食物繊維が腸を刺激して、便秘を悪化させると言われています。
食べ過ぎが原因でゴマアレルギーになる可能性は?
望月さん:食べ過ぎによってゴマアレルギーが起こることは、考えにくいです。ゴマアレルギーの原因の全てはわかっていませんが、親がアレルギー体質だと稀に発症することがあります。
その他にも、花粉症の方やアトピー性皮膚炎の方も発症する場合があります。
ゴマは1日にどれくらい食べていい? 1日の適量
ゴマ100gあたり54.2gの脂質が含まれているので、1日大さじ1〜2杯程度を目安にすると良いでしょう。
次:ゴマを食べるメリットとは
1 2