ウェルネスフード
2025年3月6日

朝に飲むのがいい!トマトジュースの効果、本当のところ【栄養士解説】 (1/2)

健康や美容にいいと、医療関係者からも人気の高いトマト。身近な野菜として多くの人に親しまれ、リコピンをはじめとする栄養素が豊富のため、健康にも美容にもアプローチしてくれます。

今回は、栄養士の視点からトマトジュースについて解説します。監修は株式会社Luceの栄養士・食育栄養インストラクター、神原李奈先生です。

トマトジュースの良いところ・注意する点を含めて、これからの季節、爽やかに過ごしていきたいですよね。

トマトには栄養ギッシリ! 特徴的なのは「リコピン」

トマトには、体にとってプラスに働く栄養成分が含まれています。

代表的なものは、やはり高い抗酸化作用があると注目されているリコピン。

実はそれ以外にも、必須ビタミンであるビタミンA・C・E、血圧低下作用のあるGABA、ナトリウム排せつを促進するカリウム、脂質代謝異常の改善や中性脂肪を減らす作用のある13-oxo-ODAなどがあります。

トマトの栄養と食べるメリット。トマトジュースやケチャップでも効果ある?

トマトジュースのメリット&デメリット

栄養素が豊富なトマトを手軽に摂取できる食品の一つにトマトジュースがあります。そのトマトジュースのメリット・デメリットを見てみましょう。

最大のメリットは「栄養素が濃縮されている」

栄養素が濃縮されているため、効率よく摂取することができるのがメリットです。

たとえば無塩トマトジュース200mlあたり、リコピンはおよそ16~30g含まれています。

メーカーによって異なりますが、これに相当するリコピンを生のトマトから摂取しようとすると500gほど(Lサイズのトマト約2個分)を食べなくてはいけません。

また、生のトマトと違って保存がきくこともメリットですよね。

デメリットは「食塩が入っている場合、気をつけて」

トマトジュースに含まれるビタミンCは、加工の過程で分解されるため生のトマトよりも含有量が少ない点がデメリットと言えます。

また、食塩が添加されているトマトジュースの過剰摂取は、塩分のとりすぎになるため注意が必要です。

次:トマトジュースの栄養を引き出す飲み方のコツ

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