
管理栄養士が語る、「努力しているのに痩せない男性」5つの特徴 (2/2)
運動の効率が良くない
神原先生:運動のフォームが正しくないなど、効率よく筋肉が動かせていないと消費カロリーが少なくなります。そのため、「運動していてもなかなか痩せない」という状態に陥りやすいです。
こうすればOK!
ジムでインストラクターに正しいフォームを聞くのもおすすめです。正しいフォームで体を動かすと筋肉をしっかり使うことができ、消費エネルギー量のアップにつながります。
消費カロリーより摂取カロリーが多い
神原先生:運動したからと食べ過ぎると摂取カロリーが上回り、痩せるのは難しいです。運動で消費できるエネルギー量は「思っているよりも少ない」のです。
\意外と少ない!?/
30分の運動によるカロリー消費量の目安(体重70㎏の場合)ウォーキング:110 kcal程度
サイクリング:210kcal程度
ランニング :300kcal程度
こうすればOK!
運動した後はたくさん食べたくなるところですが、運動後も“いつも通り”の食事を摂るようにしましょう。運動によるカロリー消費量を確保できるため、痩せやすくなるでしょう。
運動後は、筋肉を作る材料になる「たんぱく質」を摂るのはおすすめです。
糖質が足りていない
神原先生:体は、糖質がまったくない状態では脂質をうまく消費できない仕組みになっています。そのため、糖質制限を続けていると痩せにくくなってしまうことがあります。
こうすればOK!
もし運動を始める時点で空腹を感じているのであれば、糖分を補給してから運動を行うと良いしょう。
手軽に摂取できるバナナなどもおすすめです。
これも注意! 寝不足、ストレスは食欲を促してしまう
神原先生:十分に睡眠をとっていると自然と食欲を抑えられます。「食欲増進ホルモン」の分泌を避けるためにも、1日7~8時間を目安にしっかりと睡眠をとりましょう。
また、乱れた生活リズムは、自律神経にも影響を及ぼします。自律神経の乱れは「食欲増進ホルモン」の分泌につながります。そして交感神経が優位な状態が続くと、ストレスの蓄積につながって太りやすくなります。
ストレスがたまっていると、食べ過ぎを招きやすいので要注意です。
監修者プロフィール
管理栄養士・食育栄養インストラクター
神原 李奈
管理栄養士・食育栄養インストラクター。現役CAとして世界中を飛び回りながら、管理栄養士として健康や食に関する情報を発信している。
<Edit:編集部>
※本記事は、Medicalook(メディカルック)で掲載されていた内容を移管し、加筆・修正したものです。