ウェルネスフード
2025年7月30日

猛暑で夏バテ、食欲ない…医師や管理栄養士が勧める「意外な飲み物」とは? (2/2)

塩分の取り過ぎが気になる? 管理栄養士が解説

熱中症対策で塩分が気になる人もいるかもしれない。出汁の塩分について、管理栄養士の渥美まゆ美さんは以下のようにコメントしています。

管理栄養士 渥美 まゆ美さん
企業のレシピ監修やメディア出演をはじめ、家庭で実践しやすい食生活の提案に幅広く取り組む。栄養面だけでなく“続けやすさ”や“美味しさ”にもこだわったアドバイスに定評がある。

渥美さん:出汁1杯には、ナトリウムやカリウム、マグネシウムといった汗で失われやすい成分が含まれています。味噌汁と比べて塩分は約1/4と控えめなので、塩分をとりすぎることなく、日常的にも取り入れやすいのが特徴です。

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冷たい飲む出汁、作り方は超カンタン

ちなみに冷たい飲む出汁の作り方は簡単だ。手間で考えると麦茶と同じレベル。

出汁の専門ブランド「茅乃舎」を例に出すと、出汁パックを煮出して冷やすだけ。または粉末スープを溶かして氷を入れるだけ。

渥美さんによると、茅乃舎のあご出汁は“イノシン酸”と呼ばれるうま味成分が含まれており、味わいに深みを与えるだけでなく、暑さで落ちがちな食欲をやさしく刺激してくれるはたらきが期待できるといいます。

そして渥美さん考案のレシピ「だし・オレ」。なんと冷たい飲む出汁を牛乳で割るというもの。牛乳は血液成分の原料であり、体の水分保持を助けるので、ミネラルと旨味成分を含む出汁と割って飲むことで熱中症対策になるといいます。

そういえばプロテインやヨーグルトなどは熱中症対策にいいと聞きますね。

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茅乃舎が“冷たい出汁”を全国で無料提供中

出汁の専門ブランド「茅乃舎」では、全国31店舗で「冷たい出汁」の無料振る舞いを期間限定で実施中。外出時のクールダウンや夏の水分補給に、気軽に立ち寄れる取り組みとして好評だ。

エディターも試飲したが、優しい味が夏バテの身体に染みわたり、食欲も戻ってきた。最近は具材も入れている。みそ汁っぽくなってきたかもしれない。

<Edit:編集部>

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