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専門家に聞いた、スポーツする人の花粉症対策。運動前・中・後にやるべき対処法とは (1/3)

 今や日本人の4人に1人が花粉症を発症し、平成29年度12月に東京都健康安全研究センターがまとめた花粉症患者の実態調査でも、都民の48.8%がスギ花粉症と推定されています。全年代で花粉症が増加、しかも低年齢化が進んでいるとのこと。東京都健康安全研究センターは「30年後には3人に2人以上がスギ花粉症罹患者となる可能性がある」と指摘しています。

 そんな国民病ともいえる花粉症。日常生活に支障をきたすほか、外でのランニングや運動をする人にとっては、くしゃみ・鼻水・目のかゆみに充血などの症状で、集中力とコンディションに深刻な影響を及ぼす大問題です。これは趣味でスポーツを楽しむアマチュアアスリートのみならず、五輪やプロスポーツのトップアスリートたちも例外ではありません。

 今回は、花粉症の原因となる植物や飛散時期について改めて解説するとともに、スポーツマンのための花粉症対策を、スポーツドクターの小松ゆたか先生にコメントおよびアドバイスを頂きました。

花粉症の原因となる植物は約60種以上!

 一般的にスギ花粉の飛散する2〜4月が花粉症のピークと思われていますが、花粉アレルギーを引き起こす植物の種類と花粉飛散量がもっとも多くなるのは、意外にも「5月」なのだそう。環境省が公表する花粉症環境保健マニュアルには、これまでに約60種の花粉アレルギーが報告され、そのうち花粉症と分類されるものは約50種もあるというのです。

 くしゃみや鼻水、鼻づまり、目や喉のかゆみなどのほか、集中力の低下や倦怠感、頭痛といった体調不良までも招くツライ花粉症の症状。それを引き起こす原因の植物にこれほど種類があるとは、正直驚きです。

花粉症を引き起こす植物と花粉飛散時期

 代表的なスギ花粉、ヒノキ花粉以外にはどんなものがあるのでしょう。以下は関東の花粉症の主な原因植物とその飛散時期です。

■ ハンノキ属(カバノキ科)……… 3〜5月
■ スギ ……… 2〜4月
■ ヒノキ ……… 3〜5月
■ イネ科 ……… 4〜10月
■ ブタクサ属(キク科)……… 8〜10月
■ ヨモギ属(キク科)……… 8〜9月
■ カナムグラ(アサ科)……… 9〜11月

 ここで示した期間は、各原因植物の花粉飛散のピークとなる時期となっています。しかし前出の環境省の公表したマニュアルにある花粉カレンダーには、飛散量は少なくなるものの、スギやイネ科に至ってはほぼ1年中飛散していることが記されています。

 全国的に見ると花粉の飛散時期は異なりますが、冬〜春にはスギ・ヒノキが、夏にはイネ・シラカンバ(北海道および東北のみ)が、秋にはブタクサ・ヨモギ・カナムグラの花粉が空中を飛散しているのです。

次ページ:アスリートも実践! スポーツドクターに聞く花粉症対策

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