幸せホルモン「セロトニン」を増やす食事メニューは?夜は“睡眠ホルモン“も出したいんです (5/6)
コンビニ・外食なら何を選ぶ? "幸せホルモン"を増やす夜メニュー
忙しくて自炊できない日も、コンビニや外食で工夫できます。
コンビニでの基本3点セット
- 複合炭水化物:玄米おにぎり、雑穀おにぎり、そば
- たんぱく質:サラダチキン、焼き魚、豆腐、ゆで卵
- 発酵食品・野菜:味噌汁、納豆、漬物、サラダ
| メニュー例 | ポイント |
|---|---|
| 和風鮭おにぎり+味噌汁+冷奴 | トリプトファン豊富、消化に優しい |
| 麺類そば+温泉卵+わかめ | 低GI、タンパク質と食物繊維 |
| 軽めサラダチキン+野菜サラダ+ヨーグルト | 糖質控えめで消化が軽い満足感 |
| 玄米おにぎり+納豆巻き+野菜スープ | 発酵食品と食物繊維たっぷり |
外食での選び方
- 定食屋:焼き魚定食、豆腐ハンバーグ定食
- 和食:そば、うどん(野菜やたんぱく質をトッピング)
- ファミレス:サラダ+グリルチキン、野菜たっぷりのスープ
- 回転寿司:サーモン、サバ、イワシなど青魚を中心に、味噌汁をプラス など

揚げ物や濃い味付けは避け、シンプルな調理法の料理を選びましょう。
中枢性セロトニン分泌によくない、夜にやりがちなNG行動
良い食材を選んでも、これらのNG行動で台無しになることがあります。
高GI・脂質過多・刺激の強い料理を食べる
夜に白米だけ、パンだけ、麺だけなど、高GI食品を単体で大量に食べると、血糖値が急激に上がります。
その後、インスリンが大量に分泌され、血糖値が急降下。これが夜中に目が覚める原因になったり、翌朝の気分の悪さにつながったりします。

そして揚げ物や脂っこい料理は、消化に時間がかかります。夜遅くに食べると、寝ている間も胃腸が働き続け、睡眠の質が低下します。
激辛料理や香辛料の効きすぎた料理も、胃を刺激し、体温を上げます。体温が高いままだと、寝付きが悪くなります。
夜9時以降の食事
遅い時間の食事は、消化が不十分なまま眠ることになり、睡眠の質を大きく下げます。どうしても遅くなる場合は、消化の良いものを少量だけ摂りましょう。
- 温かいスープ、豆腐、バナナ+ナッツ、ヨーグルトなど
過食・ドカ食い
「お腹いっぱい」を超えて食べ続けると、胃腸に大きな負担がかかります。腹八分目、できれば腹七分目で止めることを意識しましょう。
早食いも過食の原因になります。ゆっくり、よく噛んで食べることで、適量で満足できます。
カフェインの摂りすぎ
カフェインは摂取後、体内に4〜6時間残ります。夕方以降にコーヒーや紅茶を飲むと、寝付きが悪くなったり、眠りが浅くなったりします。
午後3時以降はカフェインを避けるのが理想です。
アルコールの摂りすぎ
「寝酒」は一見眠りやすくなるように感じますが、実は睡眠の質を大きく低下させます。
アルコールは入眠を早める一方、睡眠の後半の深さを削ぐため、“眠りの質”を下げてしまいます。睡眠の前半は深くしますが、後半が浅くなり、夜中に何度も目が覚めたり、早朝に目が覚めて眠れなくなったりします。
適量(ビール1缶、ワイン1杯程度)を食事と一緒にゆっくり楽しむ程度にとどめましょう。
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