幸せホルモンを増やす昼食メニューは?
ウェルネスフード
2025年10月30日

幸せホルモンを増やす昼食メニューは?セロトニンが出るお昼ごはんはコレだ! (2/6)

幸せホルモンを増やす昼食メニュー

では、具体的にどんな栄養素を、どう組み合わせればいいのでしょうか。セロトニンを増やす昼メニューを見ていきましょう。

1.「トリプトファン+ビタミンB6+炭水化物」を含むメニュー

セロトニンを増やすには、この3つの栄養素の組み合わせが重要です。

トリプトファン

トリプトファンは、セロトニンの原料となる必須アミノ酸です。体内で合成できないため、食事から摂る必要があります。

トリプトファンが豊富な食材

分類 食材例
大豆製品 豆腐、納豆、豆乳、味噌
乳製品 牛乳、ヨーグルト、チーズ
肉類 鶏むね肉、豚ロース、牛肉
魚類 サケ、マグロ、カツオ、サバ
ナッツ類 アーモンド、カシューナッツ、くるみ
鶏卵(特に卵黄)
バナナ 手軽に摂れる果物

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ビタミンB6

トリプトファンからセロトニンを生成する過程では、ビタミンB6が必要な酵素の働きを助けます。トリプトファンだけを摂っても、ビタミンB6が不足していると効率よくセロトニンが作られません。

ビタミンB6が豊富な食材

食材 特徴・ポイント
鶏肉(とくにむね肉、ささみ) 高たんぱく・低脂質でトリプトファンが豊富
マグロ、カツオ、サケなどの魚 良質なたんぱく質に加え、DHA・EPAも含まれる
にんにく ビタミンB6が豊富で、セロトニン合成をサポート
バナナ トリプトファンとビタミンB6を含む手軽な果物
さつまいも 腸内環境を整える食物繊維が豊富
玄米 ビタミンB群が豊富でエネルギー代謝を促進

炭水化物

意外に思われるかもしれませんが、炭水化物もセロトニン合成に重要な役割を果たします。

炭水化物を摂ると、インスリンが分泌されます。このインスリンが、他のアミノ酸を筋肉などに取り込ませる一方で、トリプトファンを優先的に脳へ送り込む手助けをします。

ただし、炭水化物の選び方がポイント。白米やパンより、玄米、全粒粉パン、そばなど、食物繊維が豊富で血糖値を穏やかに上げる「低GI食品」がおすすめです。

これら3つの栄養素をセットで摂れるメニューは、たとえば以下などです。

理想的な組み合わせ例

  • 鮭のおにぎり(玄米) + 味噌汁 + バナナ
  • 鶏むね肉のサラダ + 全粒粉パン + ヨーグルト
  • 納豆ご飯 + 卵焼き + 豆乳

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