幸せホルモン「ドーパミン」の出し方とは?食べ物、運動…何をしたら“1番出る”のか (3/6)
ドーパミン不足になると、どんな症状が起きてくる?
ドーパミンが不足すると、心や体にさまざまな不調や変化が現れることがあります。
やる気が出ない・無気力になる
何をするにも「めんどくさい」「興味が湧かない」と感じる状態。日常のちょっとしたタスクすら重く感じるようになります。
楽しさ・喜びを感じにくくなる
好きだった趣味や遊びも「なんとなくつまらない」「心が動かない」と感じる。うつ状態に見られる典型的な症状のひとつです。
集中力・注意力の低下
本を読んでも頭に入らない、仕事に集中できない、ミスが増える……といった状態。脳の「やる気スイッチ」が入らないことで、思考の効率も落ちます。
慢性的な疲労感・眠気
睡眠は取っているのに疲れが取れない、すっきり目覚められない、日中に強い眠気を感じるなど。これはドーパミンの低下が脳の覚醒度や睡眠の質にも影響しているためです。
イライラや不安感が強くなる
感情のコントロールがうまくいかず、些細なことでも不安になったり、イライラしたりしやすくなります。
食欲の異常(過食または食欲低下)
ドーパミンが関与する“報酬系”の乱れにより、過食やジャンクフードへの依存が強くなることも。
運動機能の低下(重度の場合)
ドーパミンが極端に不足すると、パーキンソン病のような運動障害を引き起こすこともあります(手足の震え、動作の遅れなど)。
ドーパミンが多すぎるのもよくない! ドーパミン中毒の症状
ドーパミンが“多すぎる”状態も、実は心身に悪影響を及ぼすことがあります。不足も問題ですが、過剰になると“依存”や“暴走”の原因にもなるのです。
依存症を引き起こしやすくなる
ドーパミンは「快感」に関係するため、強く出過ぎるとギャンブル、SNS、ゲーム、アルコール、過食、買い物などへの依存傾向が強まる可能性があります。
とくに「もっと刺激が欲しい」「もっと報酬が欲しい」というループに陥ると、自分の意思では抜け出せなくなることも。

興奮状態が続く・落ち着きがなくなる
ドーパミンが過剰に分泌されると、脳が過活動になり、ソワソワして落ち着かない、衝動的な行動が増えるなどの影響があります。
一時的には集中力が高まるように感じるかもしれませんが、持続せず疲労やイライラを招くことも。
精神的なバランスが崩れることも
ドーパミンが極端に高い状態が続くと、幻覚や妄想など、統合失調症のような症状を引き起こす場合もあります。これは主に脳内の神経伝達のバランスが大きく乱れた場合に起こります。
次:見た目で分かる?ドーパミンが多い人、少ない人の特徴










