実はすごい。バナナを毎日食べると体はどう変わる?医師が教える6つの健康効果 (3/3)
バナナを食べるおすすめのタイミング
バナナは朝食や間食、運動前後など、さまざまなタイミングで取り入れやすい果物です。目的に合わせて食べるタイミングを選ぶことで、より効果的に栄養を補給できます。
朝に食べるメリット
朝は前日の夕食から時間が空いているため、エネルギーが不足しやすい時間帯です。
バナナには吸収速度の異なる糖質がバランスよく含まれているため、朝のエネルギー補給に適しています。また、食物繊維やオリゴ糖によって腸内環境を整え、お通じをサポートする効果も期待できます。
一方で、バナナだけではたんぱく質や脂質が不足しやすいため、朝食をバナナだけで済ませるのはおすすめできません。ヨーグルトや卵などと組み合わせると、栄養バランスが整いやすくなります。
夜に食べるメリット
夜にバナナを食べても問題ありません。バナナにはトリプトファンやビタミンB6などが含まれており、リラックスタイムの間食として取り入れやすい果物です。
一方で、寝る直前は余分なエネルギー摂取につながるため、就寝直前は避け、夕食後や就寝まで時間のあるタイミングに食べるとよいでしょう。
運動前後に食べるメリット
バナナはエネルギー補給がしやすく、運動前後の補食としても人気があります。吸収速度の異なる糖質に加え、筋肉の働きを助けるカリウムやマグネシウムも含まれているため、運動前後の栄養補給にも向いています。
バナナを食べるときに注意したい人
健康な方であれば、バナナは毎日の食生活に取り入れやすい果物です。一方で、持病や体質によっては摂取量に注意が必要な場合もあります。
腎機能が低下している人
バナナの摂取において最も医学的な注意が必要なのは、「腎機能が低下している方」です。腎臓の働きが弱まると、バナナに多く含まれるカリウムを体外へうまく排出できなくなります。
血液中のカリウム濃度が異常に高くなる「高カリウム血症」を引き起こすと、不整脈や最悪の場合は心停止といった命に関わる危険性があるため、腎臓の持病がある方は必ず医師の指示に従ってください。
ラテックスアレルギーがある人
「ラテックス(天然ゴム)アレルギー」を持っている方も注意が必要です。バナナに含まれるタンパク質はラテックスの成分と構造が似ているため、アレルギー反応の交叉(こうさ)反応を起こしやすく、口の中がピリピリしたりじんましんが出たりすることがあります。
尿路結石の既往がある人
尿路結石の既往がある方は、バナナに含まれるシュウ酸が結石の原因になることがあるため、カルシウム(ヨーグルトなど)と一緒に摂取してシュウ酸の吸収を抑える工夫をすると安心です。
バナナを毎日食べることに関するよくある質問
バナナは毎日食べない方がいいですか?
健康な方であれば、毎日食べても問題ありません。ただし、食べ過ぎは糖質やカロリーの摂り過ぎにつながるため、中サイズ1本(約100g)を目安に取り入れるとよいでしょう。
糖尿病の人は毎日食べてもいいですか?
糖尿病だからといって、バナナを食べてはいけないわけではありません。
頴川先生は「お菓子やジュースを間食にするよりもバナナを選ぶ方が健康的です。ただし1回に食べる量は半分程度にし、朝や昼など活動量の多い時間帯に食べるのがおすすめです」と言います。
血糖管理の状況によって適切な量は異なるため、主治医に相談しながら取り入れましょう。
高血圧の人にもおすすめですか?
バナナに含まれるカリウムは、余分なナトリウムの排出を助けるため、高血圧対策にも役立つと考えられています。ただし、腎機能の低下や服用している薬によってはカリウムの摂取量に注意が必要な場合もあります。
パーキンソン病の人はバナナを食べてもいいですか?
バナナ自体は栄養価の高い果物ですが、パーキンソン病を含め、持病がある方や治療中の方は、服用中の薬や食事制限との兼ね合いで注意が必要な場合があります。
食べる量やタイミングに迷うときは、かかりつけ医や薬剤師に相談しましょう。
監修者プロフィール
れいめいクリニック浅草橋
頴川 陽子(えがわ ようこ)先生
日本専門医機構外科専門医
保有資格・所属学会
日本外科学会
日本乳癌学会
がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了
日本専門医機構認定 外科専門医
<Edit:編集部>
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