2018年9月7日

「朝から眠い…」約8割が睡眠不足を自覚、でもほとんど対策はしていない!

 毎朝、起きた瞬間から「眠い」と感じている方が多いようです。アサヒグループ食品は、「睡眠に関する意識と実態調査」を実施。9月6日、その調査結果を発表しました。

平均睡眠時間は6.2時間、8割の人は睡眠不足を自覚

 今回の調査は、働いている20代~50代の男女800人が対象。これによれば、対象者の平均睡眠時間は、1日あたり6.2時間という結果になりました。

 また、「朝目覚めたときに睡眠が足りないと感じることがありますか?」との質問に対しては、「まったく感じない」と回答した人が、わずか13.1%。全体の8割を超える人が、睡眠不足を自覚している結果になっています。

 では、具体的にどのくらい睡眠時間が足りないと感じているのでしょうか。「1日何時間の睡眠が足りていないと思いますか?」との問いに「平均2.3時間」という回答がある通り、多くの方が、自身の睡眠にかなりの不満を抱いていることがわかります。

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8割の人が、睡眠に対して何らかの不満を感じている

 このほか、自身の睡眠に満足している人は、全体のわずか16.3%。しかも、もっとも満足度が低い30代は全体の13.5%しか自身の睡眠に満足できていないという調査結果になっています。

 睡眠の満足度を上げるには、睡眠時間をのばすか睡眠の質を上げるかの二択になりますが、8割を超える人が睡眠不足を自覚し、かつ睡眠に対して何らかの不満を抱えている現状であるにも関わらず、74.3%の人が睡眠に対する対策を「していない」と回答したことも興味深いデータです。

 睡眠不足や睡眠に対する満足度が低いと、毎日の仕事や生活に影響を及ぼすことも多分にあります。最近では、さまざまな快眠グッズ(まくら、マット、サプリメントなど)も登場していますので、睡眠時間をのばすことが難しい方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。

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<Text:辻村/Photo:Getty Images>