インタビュー
ウェルネスフード
2018年9月14日

浅田真央さんも常連。健康的でカラダにやさしい、“アスリート向け中華料理店”が生まれた理由 (3/3)

 テーブルに料理が届いた瞬間、なんとも食欲をそそる香りが漂います。中央には卵が乗せられ、細かなネギやフライドオニオン、ひき肉などがたくさん。これは、所見から味にも期待せざるをえない見た目です。しかし肝心なのは中身。さっそく食べてみましょう。

 具と麺をまぜて食べると、卵にコーティングされた麺がツルッと喉に飛び込んできます。卵の甘みに、ピリリとしたスパイスが素敵なアクセントになっているようです。辛さは控えめと思いきや、食べ進めるうちに汗が吹き出してきました。ちなみに、辛さも注文の際に伝えれば、リクエストに応えてくれるようです。

 正直な感想としては、本当に化学調味料が使われていないのか? と疑問を持ってしまいました。味が落ちるどころか、むしろまた通いたくなるほどおいしい。厳しめにチェックしようと箸を取りましたが、あっという間に完食です。私もトップアスリートほどではないものの、日々トレーニングに取り組む身。栄養には配慮していますが、この味わいで身体への負担を考えることなく食事が楽しめるならば、確かにこれほどうれしいことはありません。

 なお、同店では売上の3%をアスリートの活動支援に当てているとのこと。現在はK-1世界王者の武尊選手、フェンシング女子フルーレ日本代表の狩野愛巳選手、そしてバスケットボール女子3×3の根岸夢選手(湘南サンズ)の3名を支援されています。この活動は広めていきたいという、アスリート支援に向けた宮崎さんの強い思いを感じました。私たちもまた、食べることによって世界で活躍する選手をサポートできるということ。これは、アスリート支援の新しい形ではないでしょうか。


 昨今はトップアスリートだけでなく、一般にもスポーツに取り組む多くの人が食事内容に目を向け始めています。あるいは、お子さんなどスポーツをする家族を支えたいという方も少なくないでしょう。身体への配慮を欠かすことなく、おいしい中華料理を堪能できる「アスリート中華ダイニングYI-CHANG」。気になる方は、ぜひ1度訪れてみてください。

[店舗情報]
アスリート中華ダイニング YI-CHANG
・住所:〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2-14-25 アポロ新横浜第二ビル2F
・アクセス:JR横浜線・横浜市営地下鉄線「新横浜」駅より徒歩2〜5分
・電話番号:045-474-3232
・営業時間:
└ランチ(月~土)11:00~17:00
└ディナー(平日)17:00~23:00、(土曜)17:00~22:00
・定休日:日曜
・公式サイト:http://www.gisho.co.jp/

[筆者プロフィール]
三河賢文(みかわ・まさふみ)
“走る”フリーライターとして、スポーツ分野を中心とした取材・執筆・編集を実施。自身もマラソンやトライアスロン競技に取り組むほか、学生時代の競技経験を活かし、中学校の陸上部で技術指導も担う。またトレーニングサービス『WILD MOVE』を主宰し、子ども向けの運動教室、ランナー向けのパーソナルトレーニングなども行っている。4児の子持ち。ナレッジ・リンクス(株)代表。
【HP】http://www.run-writer.com

<Text & Photo:三河賢文>

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