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「屋外運動時のマスクは推奨しない」。日本臨床スポーツ医学会と日本臨床運動療法学会が共同声明文

 新型コロナウイルスの勢いが再び増し始めています。気になるのが屋外でのアクティビティ。日本臨床スポーツ医学会日本臨床運動療法学会は7日(火)、「新型コロナウイルス感染拡大防止期間中における屋外での運動に際しての注意」とのタイトルの共同声明文を発表しました。

屋外運動時のマスク、推奨せず

 まずは運動の有効性について。声明では「運動は、ストレス・生活習慣病・認知症・要介護等の予防・改善に極めて有効です。高齢者や有疾患者、障がい者の方も主治医に相談した上で、これまで通り実施してください」と、運動の重要性を改めて強調しました。

 その上で、気になる屋外運動中のマスク着用ですが、両学会は「一般的にマスクは他者への感染拡大予防に寄与するものと考えられますが、運動中には激しい換気によってマスクの形状が変化します」と、日常生活におけるマスク着用の有効性は認めつつも、運動中のマスク着用効果については疑問符。

 「ランニングのように換気量が増大し、前面からの気流を直接受ける状況では、マスクが安静時と同様の機能を果たすかどうか十分な検討はなされていません」とし、「マスク等の装着は呼吸を制限することから、健康上望ましいとされるやや息が上がる強度の運動の実施も困難とします」と指摘しました。

 さらに「夏季には、マスク等は呼気からの気化熱および顔面の皮膚血管拡張による熱放散を妨げる要因にもなり、熱中症の危険性も高まります」と、夏の屋外運動中のマスク着用は、熱中症の危険性があるとも指摘し、結論として「屋外運動時のマスクや口鼻を覆うものの着用は、基本的には推奨いたしません」としています。

 両学会のお墨付きということで、これからはマスクを着用しない屋外アクティビティをする方が増えそう。ただし、両学会は「空いた場所や時間を選び、少人数(できれば一人)で、信号待ち等も含め2m以上のソーシャルディスタンスを保つようにしてください」としている点も留意したいところです。 

 なお、声明文では三密になりやすいとされるロッカールームや更衣室については、改めて危険性を呼びかけ。「使用後のタオルは他人が触れないように気をつけてください(汗からの感染はありませんが、鼻や口も一緒に拭くことでウイルスが付着する危険性があります)」などと伝えています。

<Text:辻村>

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