2022年1月26日

肩こりに悩むカメラマンが“スピード痛み取り”を体験し「あっ、これはスゴイ!」となった話

 MELOS編集部Yです。カメラマンとして写真や動画を撮影するため、重いカメラやレンズをリュック型のカメラバッグに詰め込んで日々移動しています。そして撮影した素材を編集するために、今度はPCに向かって長時間のデスクワーク……。多くのカメラマンは肩こりに悩まされているといってもいいでしょう。僕もそのひとりです。

 ある日、Twitterを見ていると、身体の硬い男性が短時間の施術でものすごく柔らかくなっている目を疑うようなビフォーアフターの写真が。「コレは!」と思ってコメントしたところ、MELOSの公式Twitterアカウントに1通のDMが。

「肩こりや腰痛のスピード痛み取りを体験してみませんか?」

 それは東京・市ヶ谷にある肩こり・腰痛を専門に治療している「BACK AGING(バックエイジング)」の和田さんからでした。

肩こりの「スピード痛み取り」を実際に体験してみた

 迎えてくれたのはフィットネストレーナーの高野愛夏さん、鍼灸師の和田有稀奈さん、柔道整復師で院長の宮川浩太さん。今回は実際にDMを送ってくれた和田さんの施術を受けることになりました。

  肩こり・腰痛の治療院ということで、今回は肩こりにフィーチャーして施術を行なっていただきました。さらに、効果がわかりやすいように右側だけ施術してもらいました。

  「スピード痛み取り」は、BACK AGING独自のメソッドである「連動性療法」を用いて行なわれます。簡単に説明すると、痛みやコリが出ている部分を直接ほぐすだけではなく、患部に負荷が集中する原因となっている筋肉を動かしやすくすることで、負荷を全身に分散させ痛みを短時間で取り除く方法です。なので、施術後に可動範囲が広がり、痛みが軽減していれば「効果あり」といえます。

施術開始

 施術台にうつぶせになり、右腕を背中側に回し、和田さんの指示に従ってさまざまな方向に動かします。それは施術というよりも「ストレッチ」に近い感覚で、やっているそばから腕を動かせる範囲が広がっているのが実感できました。

施術を受けた結果は!?

 カウンセリングから施術完了まで約30分。下の写真を見ていただくと一目瞭然ですが、体が動かしやすくなりました。右腕の方が10cmほど高く上がっているのがわかります。

 体をひねる「回旋」の動きも、施術前と比べると、左右の腕の位置が10cmほど差が出ています。

 肝心の「肩こりの痛み」ですが、肩にのしかかっていた重みや痛みが右肩だけ感じなくなり、腕をぐるぐると大きく回した際に感じる違和感もまったくありません。もちろん左側には施術をしていないので、左肩の肩こりはそのままです。

「あっ、スゴイなこれ!」というのが率直な感想です。

 体験の結果、肩こりのスピード痛み取りは「効果あり」でした!

肩こりに関するあれこれを和田さんに聞いてみた

 元の生活に戻り、右肩の肩こり解消は戻ってしまったのですが、その辺の理由も含め、和田さんに肩こりに関するあれこれを聞いてみました。

肩こりの原因は?

「痛みが起こる原因は、首や肩まわりの筋肉が固まる『拘縮(こうしゅく)』が主な原因と言えます。では、なぜ首や肩まわりの筋肉が固まるかというと、本来、いろんな筋肉を使って動かすべきなのに、一部の筋肉だけ酷使したり、ずっと緊張している状態になっています。ざっくり言うと『動かさないから肩こりになる』わけです」(和田さん)

肩こりに種類ってあるの?

「近年多いのが『スマホ肩(スマホ巻き肩)』です。スマホを見る姿勢(首を前傾させた姿勢)をとると、首の後ろ側に頭の体重がかかります。同じ姿勢を続けることで同じ筋肉を使い続けてしまい、筋疲労が起こり、結果として肩こりにつながります」(和田さん)

今回受けた「連動性療法」とは?

「体の一部分だけでなく、体全体が正しく連動して動くように治療するのが『連動性療法』です。体を動かす際、単関節(ひとつの関節)で動くことは望ましくありません。例えば、肩こりになる人は僧帽筋ばかりを使ったり、腰痛になる人は股関節ばかりを使ったりすることで、その部分だけに負荷がかかってしまいます。本来、人間はある関節が動く時は補助するように他の関節も連動して動くようになっています。つまり、全身を連動させて動きます。これにより、負担を分散させ、『疲れにくい身体』や『痛みのない身体』が維持できるのです」(和田さん)

なぜ短時間で痛みが取り除けるの?

「連動性療法は、痛みの出ている患部の炎症や損傷を瞬時に治す魔法ではありません。しかし、使えていなかった筋肉が使えるようになり、全身の関節が連動していくことで特定の部位にかかっていた負担を分散させることができ、結果的に短時間でも痛みを取り除くことができます。ただ、慢性的に肩こりの人は、肩こりになって当然の『悪い身体の使い方』を脳が記憶していますので、身体の使い方を正しい状態に戻さない限り、一時的に痛みが取れるだけで、数日や短い人だと半日ほどで元に戻ってしまいます。ですので、自宅で行う運動や生活習慣もセットで見直していく必要があります」(和田さん)

接骨院や整骨院、他の治療院等との違いは?

「連動性療法に特化した治療院は全国で唯一ここだけです。整骨院や治療院などに行った場合、マッサージや鍼灸治療など基本的に『ほぐす』ことや『血流の改善』を目的とした治療を受けます。それは間違いではないですし、当院でも行ないます。しかし、それだけだと肩こりの緩和になるだけで、根本の原因は取り除くことができない『対症療法』になってしまいます。当院は対症療法ではなく根本から肩こりを改善し、「その人の本当にやりたいことを全力でやってもらおう」という思いを持って治療を行なっています。ですので、身体の使い方を脳に"再インストール"するぐらい『連動性トレーニング』と呼んでいるトレーニングをしてもらいます。また、生活習慣に対するアドバイスもさせていただいております。最終的には、肩こりの症状が出ないどころか、いつまでも若く活力に溢れた人生を送ってもらえるところを目指しています」(和田さん)

 なんだかダイエットに似ていると思いました。糖質制限や一時的なジム通いで体重を落とすのではなく、食生活や持続的な運動習慣を身につけることにより、太らない体を手に入れる。BACK AGINGのメソッドは、それの肩こり・腰痛版というわけです。

自宅でできる肩こり対策を教えてください

  最後に、自宅でも簡単にできる肩こり対策のエクササイズをふたつ教えていただきました。

ローイング

 (1) 行なう方の手にペットボトルを持ち、反対側の手と膝をイスの上に乗せます。手は肩の下の位置でぶらーんとさせます。

 (2) 腕を背中側へ、いけるところまで引き上げます。その際は、肘が外側にいかないよう、体に沿わせながら行なうのがポイントです。そうすることで、肩甲骨まわりの筋肉をしっかりと動かすことができ、肩こりの予防になります。

アウターナルローテーション

 (1) 足を握りこぶし一個ぶん開けて立ち、ペットボトルを持ち、肘を90度に曲げます。

 (2) ペットボトルを持った手を後ろへ、いけるところまで動かします。肘が内側に入らないように行なうのがポイントです。こちらも肩甲骨まわりを動かすことで肩こりの予防につながります。

【店舗情報】
腰痛・肩こり専門治療院BACK AGING
住所:東京都新宿区市谷田町3-1-5 eisuビル市ヶ谷6階
TEL:03-6457-5475
スピード痛み取り(初診料・説明・治療込み:50分程度) 5,500円(税込)
オンライン治療(全国) / 出張治療(新宿区・千代田区)も可
https://backaging.com/

予約はLINEからも可能


<Text/Photo:MELOS編集部>