猫背は太りやすいってホント?姿勢チェックと改善ストレッチ (1/3)
ライフスタイルを変えていないのに、下腹がぽっこりしてきた、背中やお尻にお肉がついてきたという方は要注意。余分なところにお肉がつく「悪姿勢」になっているかもしれません。
姿勢が悪いと、体重以上に太って見える可能性もあります。簡単な姿勢チェック&ストレッチを紹介するので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
姿勢が悪いと太りやすいってホント?
“姿勢が悪いと太りやすい”というのを聞いたことがあるでしょうか。食事制限や運動をがんばっていても、悪い姿勢のせいで結果が出づらくなる可能性があります。
悪姿勢の太りやすい理由はいくつかありますが、大きく分けると下記の3種類です。
- 正しい姿勢でいるために身体を支えていた筋肉が衰える
- 内臓を支えるための骨盤が歪み、消化機能に影響を及ぼす
- 姿勢が悪いことでボディラインが歪み、太って見える
簡単に説明していきましょう。
1.正しい姿勢でいるために身体を支えていた筋肉が衰える
“正しい姿勢って疲れる” そう感じるのは、すでに姿勢が悪くなっているサインです。
本来、正しい姿勢=楽な姿勢なので、“疲れる”のは正しい姿勢を維持するための筋肉が衰えている証拠。姿勢が悪い人は使われていない筋肉が多くあり、それによって脂肪がつきやすい身体になっていることも。
2.内臓を支えるための骨盤が歪み、消化機能に影響を及ぼす
足を組んで座ったり、体重を片方の足にかけて立っている方に多い骨盤の歪み。骨盤は内臓を支える役目をしている身体の重要なパーツです。この骨盤が歪むことで、内臓が本来の位置からずれ、機能低下を招く場合があります。
消化器官の機能が低下すると便秘になりやすく、老廃物をため込みやすい身体に。
3.姿勢が悪いことでボディラインが歪み、太って見える
これは、体重が増えてしまう原因というよりも、見た目の問題です。
背中や肩が丸まっていたり、お尻が後ろに出ていることで、ぽっちゃりとした印象を与えることも。体重よりも太って見られるという方は、3のパターンの可能性大! 姿勢を正すだけで印象が変わりやすいタイプです。
猫背を放置していると、全身のバランスをとるために身体は歪んでいきます。とくに、猫背で顎が前に出ている方は要注意です。すでに全身が歪んでいるかもしれません。
正しい姿勢見本
簡単!姿勢チェック
自分の姿勢が正しいかどうか、簡単にチェックしてみましょう。壁からかかとを2cm前にずらして自然に立ち、以下の項目をチェック!
A.
✔頭が壁につかない
✔手の甲が前を向いている(手が太ももの真横にない)
✔背中は壁についているけど、肩甲骨が壁につかない
B.
✔背中と腰の間に手を入れたとき、掌1枚分の厚さ(5cm程度)よりすき間が大きい
✔背中と腰の間に手を入れたとき、掌1枚分の厚さよりすき間が小さい
✔お尻が壁につかない
ひとつでも当てはまったら、姿勢が悪くなっている危険があります。選んだ項目別に姿勢矯正・改善ストレッチを紹介していきますので、ぜひチャレンジしてみてください。