インタビュー
2017年10月23日

「プロレスのトレーニングをはじめたら心・体だけじゃなく男性に対しても強くなれる」。プロレスラー兼女優・世羅りさ(後編) (1/2)

 女優とプロレスラーという二足のわらじで活躍する世羅りさ(せら・りさ)さん。前編では、女優としての目標とプロレスとの出会いを明かしてもらいましたが、後編ではプロレスのトレーニングを通じて体験した心や身体の変化や、プロレスをやってみたいと感じている女性たちへのアドバイスを語っていただきます!

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トレーニングをはじめてからヘルニアが治った!

 「デスマッチの女王」になりたいと笑顔を浮かべ、日々、トレーニングに励む世羅さん。しかし、「プロレスを始めたときは、剣道を12年間やってきた他は何もしていませんでした。意識高い系でもなかったので、ジムに通ったこともありませんでした。完全に普通の女の子の体でした」と振り返ります。

 それがトレーニングを続けるうちに筋肉がつき、成果が現れ始めたそうです。

「筋肉がついてくると、最初はできなかった前転や後転ができるようになりました。支えをせずに、その場で、1人で倒立ができるようになったときは、トレーニングが楽しくなっていましたね。自分の体が変わっていく感覚がうれしかったです。当初は走ってもすぐにバテていたのですが、今は余裕で走れます。目に見えて分かるような成果が出てくると、どんどんうれしくなります」

 現在は、週に数回、プロレス道場とジムに通い、自宅でもトレーニングマシーンを使って筋肉を鍛える日々。体だけではなく生活面にも変化が起きたと語ります。

「もともと体が弱く、季節の変わり目には絶対に風邪を引いていました。それが、いつの間にか、季節の変わり目でも風邪を引かなくなりました。19歳のときにヘルニアになって歩けなくなってしまい、ずっと治療を続けていました。筋トレを始めた当初は腰が痛くてできないときもあったのですが、筋肉がついてくると、だんだんとトレーニングを続けられるようになり、ヘルニアもいつの間にか治っていました」

プロレスをはじめたら男性に強く発言できるように!

 トレーニングをはじめたところ、精神面でも影響があったそうです。

「うちの道場には、プロレスラーとして試合に出る選手だけではなく、プロレスを習いに来る普通の女の子たちもたくさんいるんです。そういう人たちのなかには、『体幹が鍛えられてケガをしなくなった』とか、『転ばなくなった』と言う人もいます。また、『男性に対して強く発言できるようになった』と言う方も。それまでは怖くて、男性にはなかなか強く言えなかったのが、普通に発言できるようになったんです」

 続いてプロレスを習ってみたいと思っている女子へのアドバイスをお願いしました。

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