フィギュアスケート、いつから始めたらいい?選手を目指すにはいくらかかる? (1/2)
浅田真央さんを始め、羽生結弦選手や宇野昌磨選手、坂本花織選手……。オリンピックなどの国際大会で華やかな活躍をする選手たちを見て、フィギュアスケートを習ってみたいというお子さんも多いかと思います。
しかし、「何歳から始めたらいいの?」「習い事の費用はどれくらいかかる?」と心配される大人も多いようです。子どもにフィギュアスケートを習わせる場合のポイントをリサーチしてみましょう。
いつからフィギュアスケートを習わせればいい?
15㎝の靴が履けたら教室に通わせよう
まず、子どもにフィギュアスケートを習わせたいと思った場合、一番身近なのは、各アイススケート場にある教室に入ることです。
よく「習い事は3歳から」と言われますが、フィギュアスケートの場合も、ほかの習い事と同様に、幼稚園入園ぐらいのタイミングで始める人が多いようです。
大阪府立臨海スポーツセンターが開催しているKIDSスケート教室は、未就学児が対象で、教室は4歳から受け入れています。
料金は、4歳~中学生なら、月4回5300円、月3回4000円。高校生以上なら、月4回6900円、月3回5200円です。スケート靴は無料で貸し出し、無料で体験も可能です。
写真提供:大阪府立臨海スポーツセンター
福岡県の飯塚アイスパレスでも、スケート教室を開催しています。一般コースは月4回(木曜日・土曜日)開催しており、小学生以下の料金は5000円(貸靴代込み)。中・高校生5500円 大人6000円です。担当者よると、『靴のサイズを15㎝から用意しているので、靴が履ければスケートを始めるのは可能です。始めるのは早ければ早い方がいいと思います』とのことです。
東京都にある江戸川区スポーツランドのスケート教室では、初級・初心者のクラスは年中入れます。『お子さんが、やりたい! と思われた時がベストです』。未就学児・小中学生は3280円。レベルや目標別、年齢ごとに分かれて習うことができます。大人の受講料は5360円です。
3月期スケート教室募集のお知らせ⛸
— 江戸川区スポーツランド (@edogawakuspolan) February 1, 2022
募集期間2/1〜2/7
ご応募は往復葉書の郵送または通常葉書の持ち込みにて承ります。
詳細は下記画像をご覧ください。
皆様のご参加をお待ちしております。
スポーツランド03-3677-1711 pic.twitter.com/ZVmaJJtczx
東京都の「神宮外苑アイススケート場」の教室では、3歳児から開催しています。定員は20名。受講料は8回17600円、9回19800円です。入会金5500円となっています。満3歳で靴のサイズ15㎝以上が対象で、楽しく遊んで氷に慣れることを目的としたレッスンです。
4歳から小学一年生までのお子さんには、幼児クラスがあります。定員は35名。入会金が5500円、受講料は8回18800円、9回21240円です。体験教室(受講料6620円)も開いているので、試しに一回滑ってみるのもよいでしょう。
🎌謹賀新年🎌
— 明治神宮外苑アイススケート場(公式) (@jingu_iceskate) January 1, 2022
新年あけましておめでとうございます。2022年も宜しくお願い致します。
当フィギュアスケートクラブより嬉しい報告がございます。
樋口新葉選手
北京五輪代表
住吉りをん選手
世界ジュニアフィギュア大会代表
両選手に温かいご声援をお願い致します。 pic.twitter.com/4RQb6UYuRe
スケート靴は最初は買わなくてもOK
教室ではスケート靴を貸してくれますので、最初に買う必要はありません。ただ、練習しているうちには、やはり自前の靴が欲しくなるもの。
スケート靴の値段には幅があり、トップスケーターが愛用しているものは約10万円もしますが、『インストラクターが初心者にお勧めしている靴は、3万円程度』(神宮外苑アイススケート場)、『一般的なもので2万8000円』(大阪府立臨海スポーツセンター)と、初心者には約2~3万円の靴がよいようです。
ネットでもフィギュアスケート靴やウェアなどのグッズも販売していますので、近くに専門店がなくても手軽に買い求められます。
フィギュアスケート選手を目指す場合
バッジテスト初級合格が選手への第1歩
フィギュアスケートは、趣味として習う分には、さほどハードルが高いスポーツではありません。しかし、本格的にフィギュアスケートの選手を目指すとなると、事情が変わってきます。
スケート選手になる場合は、“バッジテスト”を受けなければなりません。バッジテストとは、日本スケート連盟が行う選手の競技能力検定です。
初級に合格するためには、『週1回教室に参加して、早い人で1年ぐらいかかります』(大阪府立臨海スポーツセンター)と、教室での練習だけで十分です。ただ、初級は基礎中の基礎。次々と級を上げていくためには、インストラクターについてレッスンを受けるのが早道でしょう。
アイススケート場によっては、インストラクターに個人レッスンを受けることも可能です。『レッスン料は、インストラクターによって異なりますが、30分2620円からになります』(神宮外苑アイススケート場)と、教室に通うより高額になることは必至のようです。
写真提供:神宮アイススケート場
また、自分のプログラムを作り大会に出場する場合は、スケート連盟に登録をしているフィギュアクラブに所属してレッスンをすることも必要になります。このクラブチームに入ることが、まず選手としての第一歩でしょう。クラブチームに入るのは、インストラクターから紹介してもらうというのが、一般的なパターンのようです。
飯塚アイスパレスでは、『スケート教室の一般コースに入会し、テストに合格したら、選手コースを受講します。選手コースで基礎技術を習得してから、フィギュアクラブに入会します』という流れだそうです。神宮外苑アイススケート場にはクラブがあり、入会に際しては、バッジテスト初級以上の資格を所持していること、専属インストラクターの推薦があること、などの条件が必要です。
さて、選手を目指す場合、どれくらいの費用が目安なのでしょうか?