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「運動遊び」が子どもの発達や健康のカギを握る4つの理由

 運動指導を行っていると、よく親御さんから「うちの子はまだ小さい(幼児)けれど、運動させたほうがいいですか?」と聞かれます。詳しく聞いてみると、世間では運動させた方がいいと言われている中で、「他にやらなければいけないことがあるのに、わざわざやらなければいけないほど大切なのかを知りたい」「どんなことをさせたらいいかわからない」と言うのです。

 おそらく、同じような疑問をお持ちの方は多いでしょう。ここでは子どもに運動させることの価値について、お伝えしていきます。

子どもにどんな運動をさせればいいのか

 そもそも具体的に、子どもにはどのような運動をさせたらいいのか。何か、特別な運動が必要なのでしょうか。子どもにとってもっともふさわしい運動は『運動遊び』です。屋外でいろいろな体験をしながら、体を目一杯に動かして遊ぶこと。これが一番の運動といえます。

 毎日のように外で元気に動き回って遊んでいるお子さんであれば、特に問題ないでしょう。しかし、「うちの子はあまり外で遊ばない」という場合は要注意です。その理由について、4つのポイントから見ていきましょう。

1.幼児期は、人生でもっとも神経が育つ時期

 幼児期は、人生でもっとも神経が育つ時期です。スキャモンの発育曲線によると、小学校に上がる前までに成人の90%以上に及ぶ神経が完成するとされています。この時期にいろいろな動きをすることで、多くの神経の発達を促します。この時期を逃してしまうと、後から身につけるのは至難の業となるでしょう。

2.脳も神経の塊である

 子どもの性格や考え方は、運動遊びの中から身につけることができます。体を動かさずにいつもストレスを発散できない子は、普段からイライラしていることが当たり前となってしまうかもしれません。そんな子に育ってほしくないですよね。また、友達との関係を上手に築けるようにしたり、「友達といると楽しい」という気持ちの基礎を作ったりするのもこの頃です。

 運動遊びは、発展してくるとルールが必要になってきます。そのため、遊びの中で社会性を学ぶことができるのです。ルールを守ったり、順番待ちの我慢ができるようになったり。こういったことを、運動遊びの中で学べます。結果、癇癪を起さずに我慢できたり、話を聞けるようになったりしていくのです。

3.生活リズムが良くなる

 運動遊びを毎日している子は、体温調整機能が発達してきます。体温と生活リズムには密接な関係があり、体温が下がりきってから上昇し始めると目が覚め、体温が上がり切ってから下降し始めると眠くなります。

 例えば、眠い子の手などを触ると熱くなっていますが、これは体の中心部の熱を表面に移動させるため。また、熱帯夜で体の熱が放出されないと、なかなか寝付けないのも同じ理由です。そのため、午前から運動遊びの習慣がある子は目覚めが良くなり、午後も運動遊びの習慣がある子は寝つきが良くなります。

 夜になかなか寝てくれない子は、大体決まって朝起きられないもの。このような子どもたちは、体温と生活リズムが後ろにずれている可能性があります。朝と午後の運動遊びが習慣化すると、なかなか起きない子どもが自然と起きてくれるようになり、なかなか寝ない子が自然と寝てくれるようになるはずです。

4.運動は健康状態にも影響する

 体温が1℃上がると、免疫力が5~6倍に上がると言われています。つまり、運動遊びで体温を上げれば、免疫力が高められるのです。「子どもは風の子」と言いますが、これは風邪を引かない元気な子とも言い換えられるでしょう。

 子どもが熱を出せば、仕事を中断してお迎えに行かなくてはなりません。場合によっては、仕事を休む必要が生じることも。その回数が少なくなれば楽ですし、何より、子どもが苦しむ回数が減るのでうれしいですよね。

 このように、子どもの運動遊びにはとても大きな価値があります。運動遊びの相手をしたり、外に連れて行ったりするのは億劫に感じるかもしれません。しかし成長の発達段階においても、育てやすさという点においても、思っている以上の価値があるのです。

 もし運動遊びをさせる機会がないのであれば、せめてスポーツクラブなどで運動させる機会を作ってあげてください。幼児期は子どもの一生が決まる大切な時期。ぜひ、毎日元気よく体を動かして、遊ばせてあげましょう。

[著者プロフィール]
赤堀達也(あかほり・たつや)
1975年生まれ。静岡県出身。小・中・大学生のバスケットボール指導に携わり、小学生と大学生で全国大会に出場し、中学生でも公立校で県上位の成績をあげ、年代を超えて指導実績を残す。最高戦績は全国準優勝。また新体力テストが市の最低水準の小学校で県大会優勝したり、高校時代に無名選手ばかりの大学で創部4年目に東海1部昇格したりするなど、飛躍的な育成に定評がある。現在は小田原短期大学の教員としてこの指導理論を幼児体育に応用し、子どもの体力低下問題の解決に向けて研究活動している。さらに学校における働き方改革の部活動問題にも取り組み、その解決に向け、部活動の外部コーチをする傍ら、クラブを立ち上げ活動している。

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<Text:赤堀達也/Photo:Getty Images>

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